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夏に流行「ヘルパンギーナ」口内炎が出来る?出席停止期間は?

      2016/03/19

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子供がいると季節によって様々な感染症に注意が必要です。

夏に流行する代表的な疾患は「ヘルパンギーナ」です。

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「ヘルパンギーナ」は、夏に流行する感染症で「夏風邪」と言われますが、ただの風邪とは区別されます。

毎年7月頃をピークに、5歳以下の小児に多く感染します。その中でも特に1歳ほどの乳幼児に多発するとされています。

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原因となるウイルスは、コクサッキーAウイルスで、とくに4、6、10型が多いとされています。

その他にも、CA2、3、5、8、16型や、
コクサッキーBウイルス、エコーウイルスによってもヘルパンギーナが起きることがあります。

代表的な症状は、高熱に加えて、喉の奥に水泡が出来るなど口内炎が特徴的です。

ウイルス感染症でありますが、学校などでは出席停止などの措置が取られるのでしょうか?

 

そこで今回は、夏に流行しやすい「ヘルパンギーナ」に関して、原因や症状、出席停止となるのかどうかなどを解説します。

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Contents

ヘルパンギーナってどんな病気?

ヘルパンギーナは、毎年、夏(7月ごろ)にピークを迎えるウイルス感染症です。

特に5歳以下の小児に多発し、全患者のうちでも9割以上を占めます。

その中でも1歳や2歳の小さなお子様に感染しやすいのが特徴です。

夏風邪の代表疾患としても知られています。

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原因は?

ヘルパンギーナの原因となるのは、コクサッキーウイルスによる感染です。

原因ウイルスとなるのでは、ピコルナウイルス科内のエンテロウイルス属のコクサッキーウイルスA群(2,3,4,5,6,10型)が主となります。

その他にもB群やエコーウイルスで発症する場合もあります。

感染経路は、糞口感染接触感染、飛沫感染であり、急性期の感染力が強いため、幼稚園や保育園などで感染することが多いです。

 

症状は?

ヘルパンギーナの症状は、代表的なものとして、

・38℃以上の高熱
口内炎(喉ちんこ周辺の水泡)
・喉の痛みと腫脹

が挙げられます。

2〜4日間の潜伏期間を経たのちに発症します。

この中でもただの夏風邪と区別されるのは、口内炎ですね。
そのため、この症状によってヘルパンギーナであると診断されることがほとんどです。

ただし、手足口病や単純ヘルペスによる口内炎などとの区別は必要です。

 

治療法は?

ヘルパンギーナに対する治療方法は、通常「対症療法」です。

安静にし、自然回復に委ねながら回復を待ちます。

しかしながら、高熱による高度な脱水などを生じた場合は、点滴治療なども必要となるため、できるだけ水分などを摂取するように心がけましょう。

なお、大人がかかった場合には、39度以上の高熱などの重い症状が出現するため、家庭内の子供が感染した場合も必ず基本的な予防法を実践しましょう。

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ヘルパンギーナは出席停止になる?

ヘルパンギーナはウイルスによる感染症ですが、幼稚園や保育園、学校などは出席停止になるのでしょうか!?

実は、ヘルパンギーナは、登校・登園停止の疾患にはなっていません。
そのため、特別な措置はないのです。

しかしながら、急性期はウイルスの感染力も強いので、必ず自宅で安静にしましょう。

また、もし症状に気がついた場合も、できるだけ早めに小児科を受診することが重要です。

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まとめ

夏に流行しやすい「ヘルパンギーナ」に関して、原因や症状、出席停止となるのかどうかなどを解説しました。

子供は様々な病気にかかりやすいもの。

毎シーズン毎シーズン様々な疾患があり、油断ができないですね。

適切な知識を身につけるとともに、子供の異変に気付いたら早めに受診するように心がけましょう。

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