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マラソンやスポーツ選手は心拍数が少ない?スポーツ心臓って何?

      2020/01/02

「心拍数」

運動をしたり、精神的な緊張などによって上昇し、

心臓がバクバクするのを感じますよね。

 

正常であれば、

おおよそ60-70回/分の「心拍数」ですが、稀にこれらの値が低い人たちが存在します。

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「スポーツ心臓」

という言葉を聞いたことがあるでしょうか!?

 

一般に成人の安静時における平均的な心拍数は、60-70回/分と言われています。

しかしながら稀に、この安静時の心拍数が少ない人達が存在します。

 

それは、マラソン選手や水泳の選手などのスポーツ選手です。

このような選手たちは、

安静時の心拍数45回/分程度である人も少なくないのです。

このような安静時の心拍数が少ないスポーツ選手たちの心臓を「スポーツ心臓」と言います。

 

なぜ、このように極端に心拍数が少ない人達がいるのでしょうか!?

今回は、「スポーツ心臓」の謎について調べてみました。

Contents

そもそも心拍数って何?

心拍数とは、

“1分間に心臓が拍動する回数”のことです。

 

この心臓の拍動は、

体表面から触れることもでき、容易に数えることが可能です。

 

心臓の拍動は、

心臓が血液を全身に送り出す際に、自動的に生じる運動で、

成人の場合、おおよそ60-70回程度が平均的な値です。

 

この心拍数が極端に多くなった場合を“頻脈”

反対に少なくなった場合を“徐脈”といい、

いずれの場合も何らかの重篤な疾患が隠れていることが少なくありません。

 

 

スポーツ心臓とは?

マラソン選手や水泳の選手などにみられる「スポーツ心臓」とは、

 

“安静時の心拍数が低下している状態”に加えて、

“心臓が肥大している状態”が組み合わせあって認められる場合です。

 

※スポーツ選手ではなく、これらが単独で認められる場合は、何らかの疾患が隠れている場合があるので病院などを受診することが推奨されます。

※「スポーツ心臓」は、正式な医学用語ではなく俗称の一つです。

 

安静時の心拍数が45回/分を下回る人も少なくありません。

では一体、なぜこのような心拍数の低下心肥大が認められるのでしょうか!?

 

マラソンに関する雑学はこちら
「ジョギング」「ランニング」「マラソン」の違い!
走ると横腹が痛い|原因と対策

 

 

スポーツ心臓のメカニズムとは?

スポーツ選手は、

日々繰り返される激しいトレーニングを行なっています。

 

筋肉を収縮させるためのエネルギーを産生するには、

酸素を含んだ多くの血液が必要となります。

 

スポーツ選手の場合は、速く、そして多量の血液を必要とするため、

より効率よく得るために、心臓の筋肉が発達し(肥大)、一回に拍出される血液量が増加していくのです。

 

心拍数が早くなることで同様の血液量を得ることも可能ですが、

心拍数を増加させるには限界があるので、このような筋肥大が生じるようです。

 

一回の拍出量が増えるということで、

安静時における心拍数は少なくても良いのです。

 

 

まとめ

今回は、「スポーツ心臓」の謎について調べてみました。

病気との境界線が難しいと感じるところかもしれませんが、

実際にスポーツ心臓を持つ人は、

アスリートの中でも幼少期より激しい運動を続けているごく一部であり、たまに運動をする程度の人ではまずあり得ません。

その程度の運動習慣の人の心拍数が極端に少ない、または多い場合などは一度受診し専門医に診てもらうことが推奨されます。

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マラソンってなぜ42.195kmなの?意味や由来とは?その雑学とは?

 - スポーツ, 医療・介護