日本カーオブザイヤー受賞の「インプレッサ」ってどんな車?どんな魅力がある?
通年を通じて最も優秀な車を選ぶ、
日本における車の祭典“日本カー・オブ・ザ・イヤー2016-2017”において、
スバル「インプレッサ」が受賞しました。
2016年12月9日、“日本カー・オブ・ザ・イヤー2016-2017”に
スバル「インプレッサ」が選ばれました。
スバルの受賞は実に「レガシィ」が受賞した2003年以来13年ぶりで2回目となります。
この度の受賞は、10ベストカーの中に、
人気のハイブリッド車であり、有力候補であったトヨタ「プリウス」が入っており、
事実、インプレッサとプリウスの一騎打ちに…
この2台は、どちらも各メーカーにおいて次世代を担う
新プラットフォームを初採用したCセグメントモデルとしても注目を集めていました。
(スバルはSGP、トヨタはTNGA)
結果として、スバル「インプレッサ」が約50票の差で勝利を納めたわけですが、
この度の受賞はもとよりスバル「インプレッサ」はどんな車で、どんな魅力があるのかご存知ですか?
スバル「インプレッサ」とは?
まず、簡単にスバル「インプレッサ」の紹介です。
「インプレッサ」は、スバル(富士重工)が製造・販売する車で、
ハッチバックやワゴン、セダンやクーペといったモデルが存在します。
初代が誕生したのは、
1992年で「レオーネ」の後継車種、「レガシィ」の下位モデルとして登場しました。
ヨーロッパの市場をターゲットに世界戦略車の役割を担うスバルの基幹車種です。
以降、4回のフルモデルチェンジを果たし、2016年に発売された5代目が現行車となります。
この5代目にはスバルの新世代プラットフォームである、
“SUBARU GLOBAL PLATFORM:SGP”が初採用されるとともに、
「EyeSight(ver.3)」が全車標準装備となるなど、革新的な変化を自動車業界にもたらしたのです。
なお、車名の由来は、
「紋章」「金言」などの意味をもつ、英語の“IMPRESA”の造語だそうです。
スバル「インプレッサ」の魅力や受賞理由は?
“日本カー・オブ・ザ・イヤー2016-2017″において、
見事受賞に至ったスバル「インプレッサ」の魅力や受賞理由はどのようなところに存在するのでしょうか?
最新プラットフォームの採用
この度受賞したスバル「インプレッサ」は、
今後のスバル車の行方を担うとも言える
“SUBARU GLOBAL PLATFORM:SGP”の初採用を果たしています。
SGPでは、
「スバル史上最高レベルの総合性能進化」
「将来の電動化にも対応し、全車種の開発を1つのプラットフォーム設計構想で実現」
この二つをポイントとしています。
具体的には、
・まっすぐ走れる
・不快な振動騒音がない
・快適な乗り心地
をが実現されています。
さらに、全車種の開発を1つのプラットフォーム設計によって、
今後はガソリン車だけでなくハイブリッドやプラグインハイブリッド、電気自動車といった、様々なパワーユニットに対応でき、
将来を見据えた設計となっているのです。
運転支援技術「EyeSight」の標準装備
もう一つ重要なテクノロジーでは、
運転支援技術「EyeSight(ver.3)」の採用です。
今ではどのメーカーもこの運転支援技術を導入しているものの、
驚くべきは、標準装備とした点です。
他のメーカーはオプションにて装備することがほとんどですが、
「インプレッサ」のようなコンパクトなモデルにおいて標準装備とした点においては大きく評価された点でもあるようです。
考えられるすべての安全装備を標準装備し、
それでいて価格も200万円前後と、驚くべき価値を提供したとも言えます。
まとめ
今回は、”日本カー・オブ・ザ・イヤー2016-2017″を受賞したスバル「インプレッサ」の特徴や魅力についてまとめました。
トヨタやホンダのような大メーカーに負けず、
個々のメーカーの強みを生かしながら商品価値を高めてきたスバルが受賞した点は非常に意味があると思います。
安全技術の標準装備といった革新的な事実に対して、
今後の他のメーカーの動きにも注目ですね。