スイカの栄養!意外な効果まで!
2016/03/06
夏の風物詩といったら、
皆さんも思い浮かぶのは「スイカ」ではないでしょうか。
毎年この時期にはスーパーでも数多く見かけ、
暑い夏の夜に食べるスイカは最高ですよね。
ただし、水分が多いから「食べ過ぎるとお腹を壊す」なんて小さいころから良く言われたものです。
実は調べてみると、水分だけではなくスイカには驚くべき様々な栄養成分が含まれており、
意外とも思える健康への効果があったのです!
あんなに美味しいスイカにそんな効果があるならもっといっぱい食べたいと思いますよね。
そこで今回は、スイカの栄養、そしてその意外な効果について紹介します。
Contents
スイカの栄養
では、実際にスイカにはどんな栄養が含まれているのでしょうか!?
スイカは英名でウォーターメロンという名の通り、「水分」が約90%、「糖分」が約10%含まれています。
お腹を壊しやすいというのもあながち嘘ではなさそうですね。
ただし、その中にもたくさんの栄養素が含まれています。
【リコピン】
赤いスイカに含まれている赤い色素のことです。
赤い食べ物といえばトマトでありますが、
スイカにはトマトの1.5倍のリコピンを含んでいます。
(効果)
リコピンには、増えすぎた活性酵素を減らす働きがあり、
動脈硬化やガン、老化防止にも効果的です。
一般にアンチエイジング酵素とも言われています。
【カリウム】
ミネラルの一つで、身体中の余分な塩分を尿とともに外へ出す働きをします。
(効果)
疲労回復や利尿作用があります。
加えて熱中症予防をはじめとして夏バテにも効果的です。
【シトルリン】
最近注目されている栄養素です。
アミノ酸の一つに数えられ、他の果実にはほとんど見られない成分なのです。
利尿効果があり、体内の老廃物や有害物質を体外へ排出します。
(効果)
血流を改善し、血圧上昇を抑制する効果があります。
さらに、紫外線による活性酵素の除去作用もあるため、美白効果のみならず、肌をすべすべにする嬉しい効果もあります。
【イノシトール】
ビタミンB群の一種です。
脂肪の流れを良くして、身体中に脂肪がたまらないようにします。
特に効果的なのは、肝臓に脂肪がつくのを抑制しています。
(効果)
動脈硬化を防ぎ、脂肪肝などの生活習慣病を予防します。
【マンノシターゼ】
糖質を分解する酵素です。
(効果)
とりわけ注目されているのが、この糖質分解作用によるダイエット効果で今、大注目の栄養素です。
熱中症への効果
水分が90%以上と豊富に含まれている。
さらに、糖分や、これまた独自でも熱中症予防効果があるカリウム、さらにはマグネシウムやカルシウム等のミネラルも含まれているので、微量の食塩を加えると、まさしく「スポーツドリンク」と同じような効果が期待できるということです。
塩をかけて食べるには、「味」だけでなくてこんな効果も期待できたんですね!
ダイエット効果
先ほど、【マンノシターゼ】という
糖質を分解する酵素がダイエットに効果的であることは紹介しました。
加えて、以下の理由でもダイエットに効果的な要素があるのです。
・スイカはほとんどが水分なので、カロリーは非常に少ない
・食物繊維は豊富なので、十分な満腹感が得られ、リバウンド予防に効果的
・シトルリンによる利尿効果
などが挙げられます。
肥満について研究しているアメリカの有名な機関が公表しているダイエットプログラムでは、
「スイカの摂取量は無制限」であるとし、スイカの食べ過ぎで太ることはないとまで謳っている!
むくみ改善?育毛効果?
実はあまり、知られていませんが、
「むくみや冷え性の改善」
「育毛効果」まであるそうなのです!
スーパー栄養素「シトルリン」です!
シトルリンは体内で一酸化炭素を産出し、
血管が拡張し、血流促進効果を持つのです!
結果として恩恵を受けるのが、
【むくみや冷え性の改善】
血流の改善、特に抹消の血流が改善することで、手足などに生じたむくみや冷え性が改善される。
【薄毛の改善】
血流の改善によって、髪への栄養血管へも栄養を隅々まで送るために、健康な頭皮や毛根が育つわけです。
ただし、即効性があるわけではなく、あくまで体質改善であり、その後の回復具合は自分次第ですね!
まとめ
夏の風物詩である「スイカ」についてまとめました。
スイカはこんなにも多くの栄養素を含むスーパー食べ物だったのですね。
また、含まれる栄養素もそれぞれかなり万能なもの。
これからも積極的にスイカを食べたいですね。
ただし、やっぱり食べ過ぎてお腹を下すのには注意をしましょうね!