「秋刀魚(さんま)」秋の味覚|栄養や見分け方は!?
2016/03/06
秋の味覚といえば「秋刀魚(さんま)」を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか!?
秋の秋刀魚は脂が乗って本当においしいですよね。
その調理方法も豊富で、「塩焼き」にしたり、「お寿司」で食べたり、通な人であれば「七輪で焼く」なんていう食べ方も魅力的ですよね。
そんな秋刀魚ですが、実はたくさんの栄養素が含まれているんです。
加えて、「9月〜10月頃」に旬を迎える秋刀魚は、この時期には、スーパーなどでもよほど不作でない限り値段が安いので、お求め安いですよね。
今年の秋の食卓にも秋刀魚が並ぶ機会が多くなりそうですね。
今回は秋刀魚の栄養素や、おいしい秋刀魚の見分け方などを紹介したいと思います。
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秋刀魚に含まれる栄養素は?
秋刀魚に含まれる栄養素にはどんなものがあるのでしょうか?
まず、秋刀魚の旬の時期に関してですが、秋刀魚は産卵のために8月ごろ北海道から南下してきます。その秋刀魚たちはたっぷりと脂を蓄えており、まさに「9月〜10月が旬」ということになります。
【秋刀魚に含まれる栄養素】
⚫︎ EPA(エイコサペンタエン酸):青魚に豊富に含まれるこのEPAですが、血液をサラサラにし、血栓を予防する効果があります。具体的には、動脈硬化や脳梗塞、心筋梗塞などのいわゆる生活習慣病とも言われる病気の予防に効果的です。
⚫︎ DHA(ドコサヘキサエン酸):こちらも青魚に豊富に含まれる栄養素です。よく頭が良くなると言われますが、実際に脳細胞の細部まで行きわたり、脳内の細血管への栄養供給によって、血管へ弾力を与えたり、酸素や栄養を隅々まで送ります。つまり脳細胞を活性化させて頭の回転をよくさせるんですね。
加えて、体内の悪玉コレステロールを減少させる効果もあります。
⚫︎ 良質なタンパク質:タンパク質といえば「肉」を思い浮かべると思いますが、秋刀魚にもかなり良質なタンパク質が含まれているのです。しかも、肉に比べて消化が良いため、子供からお年寄りまでも安心して食べることができます。
⚫︎ ビタミンB2:ビタミンB2には貧血を予防する効果があります。その含有量はなんと他の魚の3倍以上ということだから圧倒的です。
⚫︎ ビタミンA:ビタミンB2のみならず、ビタミンAも豊富に含まれ、その含有量はなんと牛肉の12倍とも言われています。眼精疲労や眼の予防にも効果的であると言われています。さらに、ビタミンAには身体の酸化を防ぐ効果があり、美肌にも良いと言われています。
おいしい秋刀魚の見分け方は?
それでは、スーパーなどでおいしい秋刀魚を見分けるにはどうしたら良いのか!?
【おいしい秋刀魚の見分け方】
⚫︎ 口の先が黄色い:秋刀魚は死ぬと色が抜け始めるので色が付いている方が「新鮮」です。
⚫︎ 黒目の周りが透明(赤くなっていない):よく目が赤い秋刀魚が売っていますが、透明で澄んでいる方が「新鮮」です。
⚫︎ 背中が青黒く光っている:色が抜ける前の「新鮮の証」です。
⚫︎ 腹は綺麗な銀色で、丸く厚みがあり盛り上がっている:基本的には太った秋刀魚の方が脂のノリもよく、おいしいです。
⚫︎ 背中が反り返っている:鮮度の高いものほど、身が硬くしまっているのです。尻尾のところを持って立ててみて、折れ曲らない秋刀魚がより「新鮮」です。
以上がおいしい秋刀魚の見分け方です。
それほど項目も大きくなく、簡単な方法が多いですよね。
つまり色が落ちすぎておらず、丸々太った秋刀魚が良い秋刀魚ってことですね!
まとめ
秋の味覚の王様「秋刀魚」の栄養素とおいしい秋刀魚の選び方を紹介しました。
これだけの豊富な栄養素が含まれていると、あれこれと色々な食材を用意しなくても済んじゃいそうですね!
今年の秋も秋刀魚づくしで食卓が彩られること間違い無し!
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