ドクターイエローとは?時刻表は公表されている?
2016/05/21
「ドクターイエロー」という言葉を聞いたことがあるだろうか!?
有名な医者の名前かな….なんて想像できますよね。
きっと小さな男の子を持つ親なら知っている人は多いのではないでしょうか!?
「ドクターイエロー」とは、黄色い色をした、新幹線車両のことなのです。
もう少し詳しく言うと、その正式名称は、
「新幹線電気軌道総合試験者(しんかんせんでんききどうそうごうしけんしゃ)」と呼ばれます。
普通の新幹線だとしたら、黄色い新幹線なんてまず見たことはありませんよね。
それもそのはず、この「ドクターイエロー」は新幹線区間における線路の点検などを専門に行う専用車両なので普段は走っていない珍しい車両なんです。
別名「新幹線のお医者さん」なんて呼ばれ方もしています。
小さいお子さんから、鉄道マニアまで、そのレアな出現率ゆえ大変な人気となっています。
そこで今回は、「ドクターイエロー」について簡単に解説します。
ドクターイエローとは!?
ドクターイエローとは、正式には「新幹線電気軌道総合試験者(しんかんせんでんききどうそうごうしけんしゃ)」と言います。
新幹線に電気を送っている架線や、線路を成すレールなど、新幹線区間における設備の点検をしながら走行する専用の車両となります。
そのため、様々な測定機器を搭載しており、この計測されたデータを元に、設備の保守管理作業なども行われるのです。
まさに新幹線のお医者さんとなるわけです。
なので、ドクターイエローに乗る乗務員は、設備の保守作業をよく経験したスペシャリストである検測員達だそうです。
ドクターイエローの車両は何系!?
新幹線などに詳しい人ならもうよくお分かりかと思います。
そうです、ドクターイエローも「700系」をベースに作られているので、走行性能は「のぞみ」などと同じ時速270kmで走ることができます。
設備の点検もこの速さで行うことができるようです。
ドクターイエローの運行は!?
気になるドクターイエローの運行状況はいかなるものなのだろうか!?
まず、運転日や時刻表等は一切公表されておりません!
ただし、ある程度の定期走行があるらしく、基本的には月に3回程度と決まっています。
走行時刻には2つのパターンがあるそうで、
一つは「のぞみダイヤ」で月3回の走行、
もう一つは「こだまダイヤ」で月1回程度の走行となります。
合わせるとだいたい月に3〜4回の走行となるそうなので、その姿を見れるのは稀であることは言うまでもありません。
まとめ
子供達にも大変人気のある黄色い新幹線「ドクターイエロー」についてまとめました。
そのレアさゆえ、たまたま見かけることが出来たら幸運を呼ぶとも言われているようです。
ドクターイエローに限らず、電車を見に行く、写真を撮りに行くときには線路に入らず、乗客や駅員に迷惑をかける行動をとらぬよう、必ずマナーを守りましょう!