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脳卒中片麻痺|装具の種類や適応は?

      2016/06/19

脳卒中片麻痺とは、生活習慣病と関連して日本でも多くの人が苦しんでいる後遺症の一つです。

とりわけ生活に関しては歩行障害が大きな悩みとなるのではないでしょうか!?

リハビリテーションにおいては多くの場合、「装具」を処方して、歩行を可能にするための訓練を実施します。

そこで今回はこの装具に関してその種類や適応、値段などについて紹介します。

脳卒中片麻痺の回復過程とは?プラトー(天井)はあるのか?

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一概に装具といっても「短下肢装具」「長下肢装具」に大別できます。

読んで字のごとく、

「短下肢装具」は短く、足底から膝までの装具となり、

「長下肢装具」は長く、足底から股関節まで覆う装具となります。

今回は、より生活に便利で、
リハビリテーション場面においても処方されることも多い

「短下肢装具」について話を進めていきたいと思います。

脳卒中の後遺症として片麻痺が残存し、装具が必要となる方の参考となれば幸いです。


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短下肢装具の種類や適応、値段は?

短下肢装具の中にもたくさんの種類があり、その人その人にあったものをリハビリテーション医や理学療法士、義肢装具士などの専門家の判断で決定します。

値段に関しても、様々なオプションがあり、前後することもあるのでご注意ください。

日本で多く処方されている代表的な短下肢装具を紹介していきます。

片麻痺の歩行に関する記事はこちらもどうぞ
脳卒中後遺症である片麻痺歩行の特徴って…?

 

【金属支柱付き短下肢装具】

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足の両側に金属の支柱がついており、足首のジョイント部分で角度の調整ができます。

金属であるため、固定力が強く、「麻痺が重い人」、「足部の痙性が強い人」、「体重が重い人」が適応となります。

痙性の治療に関する記事はこちら
脳卒中後遺症にボツリヌス療法|その効果や料金は?

反対に、装具自体が重いため、「麻痺が軽い人」や、「活動量が多い人」には不向きです。

値段はおおよそ7〜8万円程度となります。

 

【プラスティック製短下肢装具】

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足の形に沿って下腿を覆うプラスティック製の装具です。

見た目のように軽く、装着がしやすいことが特徴です。

「麻痺が比較的軽い」、「足の痙性が低い」などが適応となります。

しかし、「通気性が悪い」、「足首の運動を制限しやすい」などの欠点もあります。

値段はおおよそ5万円前後となります。

 

【カーボン支柱性短下肢装具(Remodeled Adjustable Posterior Strut:RAPS)】

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もとより販売されていた調整機能付き後方平板支柱付短下肢装具「TAPS」の改良版で軽量化されています。

支柱は後方の一本で、足首のジョイントで角度調整が可能です。また、支柱の硬さを変えることで固定性を調整することもできます。

スタイリッシュな外観で靴も履けることが特徴です。

調整の幅が広いことから「麻痺が軽度から重症の人」まで多くの人が特徴となります。

開発されたのが比較的最近であるため、「機能性」や「外観性」など最新の工夫や思考が凝らしてあると言えるでしょう。

値段は12万円前後とやや高額になります。

 

【Gait Solution】

スライド1

読み方は「ゲートソリューション」と言います。

足の両側に支柱があり、足首のジョイントで角度の調整を行います。

この装具の特徴は、油圧で固定性を調整している点であり、より自然歩行に近い歩行が可能となるのです。

「比較的麻痺が軽い人」、「活動量が多い人」が適応となります。

足底に厚みがない分、靴も容易に履くことができ、一見装具をつけているようにも見えない「外観性」も魅力です。

この装具も開発が比較的最近なので、より先進的な装具と言えるでしょう。

値段は12〜15万円程度とやや高額です。

 

【オルトップ】

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プラスティック型の簡易的な装具となります。

既製品もあり、採型をする手間がありません。もちろんオーダーメイドでの注文も可能です。

固定力は弱い反面、軽く靴も履きやすいことが特徴です。

「下垂足」、「軽度の内反尖足」などの人が適応となります。

より固定力を求める場合、下腿部分をより長く覆う「オルトップLH」があります。

値段は、既製品で3万円、オーダーメイドで5万円程度となります。

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まとめ

脳卒中片麻痺の歩行障害を助けるための「短下肢装具」についてまとめました。

種類によって適応は大きく変わってきます。

また、その人のライフスタイルや嗜好、経済状況などを加味しながら決定していかなければなりません。

是非とも専門家の意見を中心としながらも、自分でも正しい知識と考えを持って決定してもらいたいです。

なお値段に関しては、保険の適応となるので(ならない場合もあります)、是非とも医師や理学療法士、義肢装具士などの専門家に相談してください。

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