五月晴れとは?5月じゃないの?その意味とは?
5月の晴天は、カラッと晴れて気持ちがいいですね。
「まさしく五月晴れ…」
ん!?
その使い方、本当に正しいですか!?
「五月晴れ」
この言葉って耳にすることは多いですよね!?
多くの人は、文字通り
“五月のよく晴れた日”
を想像し、そしてそのような使い方をしたことがあるのではないでしょうか!?
ちょっと待ってください!!
その使い方は本当に正しいのでしょうか?
さて、どういうことかというと、
実は、「五月晴れ」は、
“梅雨の合間の晴れ間のこと”を意味しているのです。
今回は、意外に知られていない五月晴れの本当の意味を解説します。
天気に関する雑学はこちら
→夏日と真夏日!猛暑日と酷暑日!その違いは!?
→「梅雨入り」や「梅雨明け」の定義って何?
「五月晴れ」は5月じゃないの?
五月晴れとは、
本当は、「梅雨の合間の晴れ間」を意味しているのだそうです。
「五月(さつき)」というのは、旧暦・陰暦の呼称であり、
旧暦の5月が梅雨に当たるため、もともとは、梅雨の合間の晴天に対して「五月晴れ」という言葉が使われていました。
ところが今では、新暦の5月に対して、この「五月晴れ」が誤用され、いつしか定着してしまったのです。
ん〜….
ということは、5月に「五月晴れ」という言葉を使っても、今では間違いではないようですね。
ちなみに、「夏の季語」にもなっているそうです。
天気に関する雑学はこちら
→冬の気象用語|冬日と真冬日、雪とふぶきの違いは?
→日本で一番暑い都市は!盆地は暑い!?
「五月晴れ」の同義語は?
五月晴れの本当の使い方である、
「梅雨の合間の晴れ間」に対して、同様に使われる用語があります。
それは、「梅雨晴れ」です。
あまり耳にしない言葉かもしれませんが、文字通り、
“梅雨の間の一時的な晴れ”のことを意味しています。
「五月晴れ」のように誤用されている用語は?
実は、「五月晴れ」同様に、
誤用されて続けていたがために、今では定着してしまった用語もあります。
それは、
「小春日和(こはるびより)」です。
“春のような穏やかな気候”を勝手にイメージしてしまいますが、
実際には、
「秋から初冬にかけての温かい日」のことを指しているそうです。
なお、「小春」というのは、旧暦・陰暦で10月のことを、新暦では11月のことを指しています。
天気に関する雑学はこちら
→夏の風物詩の一つ「入道雲」って何?積乱雲との違いは?
→黄砂とは?季節や時期はいつ?人体への影響は?
まとめ
今回は、意外に知られていない五月晴れの本当の意味を解説しました。
文字から推測しても、当たり前のように使っていたのに
違ったなんて驚きですね。
自信満々に、恥ずかしい誤用がないよう注意しましょうね。