「猫背」になると何が悪い?デメリットや悪影響は?
「猫背」
って聞いてどのような印象をお持ちでしょうか!?
スマホに夢中になっている時、パソコンに夢中になっている時、
誰しもがついつい「猫背」になっている瞬間がありませんか?
「猫背」がもたらす影響は悪いことばかりなんです。
そもそも「猫背」とは、どのような状態なのでしょうか。
「猫背」と一概に行っても、一般には“猫”のように丸まった背中というイメージですよね。
このようなイメージは当然間違いではありません。
実際には、「猫背」に関して明確な定義はありません。
・頭が肩より前方に出ている
・背骨全体が前方へ彎曲している
・胸椎が曲がっている
これら全て「猫背」と言えるでしょう。
(「猫背」ではなく、様々な姿勢の分類は存在します。)
これら「猫背」は百害あって一利なし!
たくさんのデメリットや悪影響があるのをご存知ですか?
「猫背」のデメリット
「猫背」は、身体や精神に様々な悪影響をもたらします。
そこで今回は、「猫背」がもたらすデメリットを紹介します。
外見上の問題
「猫背」の人を恋人にしたいですか?
「猫背」の人を会社に採用したいですか?
「猫背」の人は、身長が小さく見えるだけでなく、
“若々しくない”、”自信がなさそう”、”暗い”
などの外見上不利なイメージを与えてしまいます。
第一印象からこのようなイメージを与えないように気をつけたいですね。
首や肩こり、頭痛などの問題
「猫背」となると、
頭が相対的に肩よりも前方へ位置します。
(これをForward Head Position:FHPと言います)
重力によって下方に引かれる重たい頭部を、
肩や首の周囲の筋肉が常にブレーキをかけていることになるため、
筋の過剰な緊張や血行不良から首や肩こり、さらに(片)頭痛などの症状が出現します。
さらに、このような慢性的な脊柱彎曲の負荷は、
高齢者に好発する【脊柱圧迫骨折】などを引き起こしやすくなります。
→腰椎圧迫骨折とは?原因や症状、治療方針は?
→腰椎圧迫骨折の好発部位は?再発のリスクはどのくらい?
精神面への問題
「猫背」となると、精神面への悪影響も及ぼします。
うつ病や、ストレスなどを抱え、自信がなくなると、うつむきがちで「猫背」になる。
というのは、受け入れやすい話ですよね。
しかし、その逆もまた然りであり、
「猫背」の状態でいると、自律神経のバランスを崩したり、脳への血流が阻害されたりすることで、うつ病などの精神疾患へ発展することもあるそうです。
内臓系への問題
「猫背」になると、
腹部が短縮し、腹部の中に存在する”臓器(内臓)”を圧迫します。
これらは、内臓系の機能低下を引き起こします。
具体的に影響を受ける機能としては、
“消化”や“呼吸”が挙げられます。
また、前述した首や肩の凝りなどから自律神経のバランスを崩すことで、
ホルモン分泌や、血圧、体温、胃腸の調子などの全身状態が悪化することもあります。
まとめ
今回は、「猫背」が引き起こすデメリットや悪影響について解説しました。
日本のような先進国では、スマホやパソコンの普及により、多くの人がこのような問題を抱えるようになりますした。
今では、小学生が“整体に通う”なんていうとんでもない時代です。
アフリカの人のように、遠くを見て、シャキッとした背中を目指したいものですね。