「小春日和(こはるびより)」っていつのこと?実は○の季語だった!
「小春日和(こはるびより)」
これってある季節の季語なんですが、
いつの季節かご存知でしょうか!?
また、どんな天気のことか知っていますか?
「小春日和」と聞いて、
どの季節を思い浮かべるでしょうか?
多くの人は、
“春”をイメージするかと思います。
ここが日本語の難しいところで、
知らずに春に使ってしまうと、
恥ずかしい思いをしてしまうこともあるかもしれません。
そこで今回は、「小春日和(こはるびより)」についてまとめてみました。
春の天気に関する雑学はこちら
→春の天気の特徴は?周期性が特徴?
→春一番とは?春の訪れを告げる春の風物詩!
「小春日和」とは?
「小春日和(こはるひより)」とは、
“晩秋から初冬にかけて、暖かい穏やかな晴天の日”
を指します。
時期としては、旧暦の10月を指す異称です。
旧暦の10月と言うのは、今の暦で考えると10月の下旬から12月の中旬ごろになります。
「春」という言葉が使われていますが、
決して春を指す言葉ではありません。
秋から冬にかけて、日差しも穏やかで、
“まるで春のような日”のことを言うのですね。
「小春日和」はいつの季語?
俳句や和歌の世界では、
「小春日和」は“季語”として用いられます。
前述したように小春日和は、
旧暦の10月を指す異称です。
そのため小春日和は「春」ではなく、
「冬」の季語として使われているのです。
また、俳句や和歌だけでなく、
メールや文書などの書き出しにおける”挨拶文”として用いられることがあります。
例えば、
“小春日和の候、ますますご清祥のことと存じます”
などですね。
このような挨拶文も、10月の下旬から11月頃に使うのが適当だそうです。
番外編:赤ちゃんの名前にも…
赤ちゃんの名前に、生まれた季節の漢字を入れたりすることも少なくありません。
明治安田生命の「名前ランキング2015」によると、
“小春(こはる)”と言う漢字と読み仮名の名前は、
47位
ランクインされています。
この場合は、春に生まれた子供につけることが多いようです。
まとめ
今回は、冬の季語でもある「小春日和(こはるびより)」についてまとめてみました。
春を表す言葉ではないので、間違えないように注意したいですね。
春に関する雑学はこちら
→春一番とは?春の訪れを告げる春の風物詩!
→菜種梅雨(なたねづゆ)とは?春の季語にも使われるその意味って何?