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「鼓膜が破れる」って本当?その原因とは?治療すれば治るの?

   

「鼓膜が破れちゃうよ…」

耳元で大きな声や音がすると、

こんな表現をしますよね。

ちょっと大袈裟かもしれないですが、本当に鼓膜って破れるのでしょうか?

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「鼓膜」とは、

“耳の中にある空気中の音を捕らえるための器官”です。

 

人の鼓膜は、耳の中でも中耳と外耳の境に存在し、

厚さが約0.1mmの非常に薄い膜です。

 

音というのは、空気の振動であり、

耳介、外耳と伝わってきた音波は、

鼓膜を振動させ、中耳へと振動を伝えます。

 

このように、空気の振動を中耳に伝える鼓膜は、

何らかの原因で破れることがあります。

と言っても、先の経路であれば鼓膜以外でも、その経路上に障害があれば鼓膜でなくとも何らかの障害が発生します。

 

そこで今回は、「鼓膜が破れる」原因や症状、治療などについて解説します。

「鼓膜が破れる」原因とは?

「鼓膜が破れる」とは、

まさに漫画の世界のような話ですが、実際に鼓膜はいくつかの原因で破れることがあるのです。

 

病気によって破れる

病気によって鼓膜が破れるのは、

“中耳炎”がその代表的な疾患です。

 

鼻から侵入したウイルスが、

中耳に達し、膿(うみ)が生じます。

 

この膿が内側から鼓膜を破ったりすることがあり、

特に赤ちゃんなどは激しく泣くことで明らかになってということも少なくありません。

 

 

気圧の変化によって破れる

飛行機などで急な降下で耳の奥が痛くなった経験がある人も多いのではないでしょうか?

このような大気中での気圧の変化や、

海へ潜ることによる、水圧の変化などで、鼓膜が破れてしまうことがあります。

 

 

外的な刺激によって破れる

鼓膜は外側からの衝撃によっても破れることがあります。

特に耳掃除中に奥に耳かきを突き刺してしまうことがあります。

 

鼓膜が破れる原因の多くがこの外的な刺激によるもので、

平手打ち水泳の飛び込みなどで生じることもあります。

虫が侵入することで破れたなんてこともあるようです。

 

 

「鼓膜が破れる」その症状とは?

「鼓膜が破れると音が聞こえなくなる」

これが一般的に理解されている事実かと思いますが、

実際にはそうではありません。

 

鼓膜が破れると、

まずは強い疼痛が生じます。

そして、音が聞こえにくかったり、雑音のようなざわざわした音が聞こえることがあります。

 

 

「鼓膜が破れる」その治療法とは?治るの?

鼓膜が破れた場合、治療法はあるのでしょうか?

 

当然ながら、疑わしい場合には、耳鼻咽喉科などで専門家に診てもらう必要があります。

ただ、基本的な治療は自然治癒を待つことであり、

一度破れたとしても、全く回復しないということはありません。

 

おおよそ10日前後で聴力も元に戻るそうです。

当然ですが、その間は強い刺激を与えないように耳掃除を控えたり、

細菌やウイルスなどが侵入しないようにプールなどに入るのはやめておきましょう。

 

ただし、全ての場合に自然治癒が有効なのではなく、

比較的大きく破れた場合には手術療法が適応となることもあります。

 

 

まとめ

今回は、「鼓膜が破れる」原因や症状、治療などについて解説しました。

鼓膜が破れるにはいくつかの原因がありましたが、

実際には、“大声で破れる”なんてことはないようです。

ただ、一時的な聴力の低下などの症状が出ることがあるので、ふざけて試したりすることは絶対にやめましょう。

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