秋の七草とは!名前と覚え方!
2016/03/06
七草は(ななくさ)とは、人日の節句の朝に、7種類の野菜が入った粥を食べる習慣のこととされています。
※人日の節句とは1月7日のこと
春の七草と言えば、せり、なずな、ごぎょう・・と有名で、
七草粥を食べることでも比較的よく知られているのではないでしょうか。
秋にも七草があるなんて、意外と知られていないのではないでしょうか。
秋の七草はお粥にはいれませんよ!
そこで今回は意外に知られていない「秋の七草」についてご紹介します。
秋の七草とは?
秋の七草とは?
秋の七草は、万葉集の山上憶良が詠んだ歌に以下の2首の歌があり、
それが由来になったと言われています。
・「秋の野に 咲きたる花を 指折り(およびをり) かき数ふれば 七草(ななくさ)の花」(万葉集・巻八 1537)
・「萩の花 尾花 葛花 瞿麦(なでしこ)の花 姫部志(をみなへし)また藤袴 朝貌の花」(万葉集・巻八 1538)
歴史的な書物に興味がない人は、「なんじゃ」と思う人もいるかもしれません。
ただ、これが秋の七草なのです。
【秋の七草】
萩(ハギ)の花
尾花(オバナ:ススキのこと)
葛花(クズ)
撫子(ナデシコ)の花
女郎花(オミナエシ)
藤袴(フジバカマ)
桔梗(キキョウ)
これらが秋の七草です。
あまり見たことがない花が多いですね。
それもそのはず、藤袴や桔梗は、絶滅危惧のリストにもアップされているほど、
絶滅に瀕しているそうです。
とても残念ですね。
秋の七草とは言いますが、実際には夏の花が多いそうです。
これらの花は冒頭でも書いたように、粥に入れるものではありません。
観賞用となるのです。
そのため、あまり印象に残らず、忘れてしまう人がほとんどですね。
これらを記憶しておくために効果的な覚え方があるそうです。
秋の七草!覚え方!
秋の七草の覚え方とは、
その1:【五・七・五・七・七のリズムに合わせる】
どういうことかと言いますと、五・七・五・七・七のリズムに合わせて、
歯切れよく口ずさむことだそう。
例えば、
ハギ・キキョウ / クズ・フジバカマ / オミナエシ / オバナ・ナデシコ / 秋の七草
の順番で、スラッシュ(/)の部分で切りながら読んで覚えることです。
ん〜ほぼ自力な感じがしますね。
その2:【語呂合わせで覚える】
語呂合わせで覚えてみましょう。
例えば、
「ハスキーなおふくろ」です!
は:萩
す:薄
き:桔梗
|
な:撫子
お:女郎花
ふ:藤袴
く:葛
ろ
だそうです。これは面白いし、覚えやすいですね!
もう一つは、
「お好きな服は?」
お:女郎花
す:薄
き:桔梗
な:撫子
ふ:藤袴
く:葛
は:萩
これもなかなか良いですね!
語呂合わせを使ってバッチリ覚えられそうですね!
まとめ
意外と知られていない「秋の七草」についてまとめてみました。
こんなの知ってても何にもならないよとお思いの人もいるでしょうが、こういった雑学を知っておくと、「この人常識あるひとだ」なんて思われること間違い無し。