天気と関節痛の関係|気圧が影響している!?
2018/10/03
天気が悪いと、頭が痛くなったり、関節痛が出現したり、さらには、身体全体が重たいなんて症状がありませんか。
とりわけ「梅雨」の時期は、辛いですよね。
中には、身体の調子から明日の天気が分かってしまうなんて人も存在するほど。
そもそもなんで天気が悪いと、このような症状が出るのでしょうか!?
このように、雨などの悪天候と関連した、関節痛などを「天気痛」と言うそうです。
経験したことがない人からすると
「本当に….!?」
なんて疑いたくなっちゃうもの。
実は、この症状、医学的に正しく解明されてはいないというものの、「気圧」が影響しているそうです。
そこで今回は、「天気と関節痛の関係」を「気圧の影響」から紐解いてみようと思います。
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天気による関節痛は、気圧が原因!?
昔は、迷信のように考えられていた、天気による関節痛ですが、現在では、動物実験などからある程度解明されているようです。
その一つの原因が【気圧】です。
天気が悪いということは、気圧が低下します。
その際に人体には、ヒスタミンという物質が増加することが分かっています。
このヒスタミンは、
・血圧を急激に下げ、血管を拡張させる
・炎症反応を起こす
・交感神経を刺激する
などの影響を与えます。
そもそも気圧が下がること自体で、身体が膨張し、神経が骨や関節などを圧迫します。
加えて、ヒスタミンの作用で交感神経が活発化し、痛みを感じやすくなるというわけです。
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天気による関節痛への対策は!?
気圧が関係し、ヒスタミンを刺激し、交感神経系の変調が起きることが不調の原因であることが分かりましたね。
それではどのように対策していけばよいのでしょうか!?
ゆっくりお風呂に浸かる
湯船に浸かり、ぬるめのお湯に15分〜20分程度浸かります。
温度が熱過ぎたり、冷たすぎたりすると交感神経が余計活発化します。
リラックスできる温度にして、副交感神経を優位にしましょう。
ビタミンCを摂取する
ビタミンCには、自律神経(交感神経と副交感神経)を整える作用があるそうです。
ビタミンCの含有量が高い食べ物は、
「赤ピーマン」や「黄ピーマン」と言われています。
また、飲み物では「アセロラジュース」が飲みやすくてオススメです。
まとめ
「天気と関節痛の関係」を「気圧の影響」から紐解いてみました。
このような気候の変化だけでも身体が変調をきたしてしまうのですね。
もともと関節痛を有しているご高齢の方はとくに辛い症状を呈します。
天気の悪い日などはとくにいたわる気持ちを持ちましょう!
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