冬の味覚「フグ」の旬の時期は?実はフグには毒はない!?
2018/10/03
冬の味覚といえば、
「フグ」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
冬になると、様々なお店でフグが食べれるようになります。
食感がたまらない「フグ」ですが、その見た目とは裏腹に猛毒の持ち主でもありましたね!
フグとは、漢字で「河豚」と書きます。
河の豚というだけあってふっくらとした体格も特徴ですね。
その中でもトラフグなどは高級魚としてしられており、なかなか一般の人は、食べる機会は少ないでしょう。
それだけに美味しいフグを食べたいですよね。
フグ刺しやフグ鍋、フグ雑炊、唐揚げ、白子料理、フグ酒など、多彩なスタイルで楽しめるのがフグの魅力です。
実はあまり知られていませんが、フグには毒がないなんていう説があるそうです。
昔からフグには猛毒があると言われていましたよね。
そこで今回は、フグについて、旬の時期や、本当は毒がないという説について紹介します。
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フグ(河豚)とは!?
フグ(河豚)とは、フグ目、フグ科に属する魚の総称です。
おおよそ120種類のフグが存在すると言われていますが、食用として有名なのは、「トラフグ」や「マフグ」です。
敵を威嚇するために、身体を大きく膨らませることが知られており、その愛嬌のある姿からキャラクターとして用いられることも多いです。
フグの旬の時期は!?
それでは、フグの旬の時期はいつ頃なのでしょうか!?
フグの旬は「秋の彼岸から春の彼岸まで」と言われてます。
つまり冬の間は旬の時期であるということです。
この時期には、フグが産卵のために日本沿岸に近づくためで、産卵直前のフグが一番美味しいと言われています。
しかしながら近年は、フグの養殖技術が進歩し、養殖のトラフグなども流通するようになっているそうです。
ですので、「一年中おいしいフグが食べられる」ということですね。
実はフグには毒がない!?
フグは、フグ毒として知られる「テトロドトキシン」という猛毒の持ち主であることはもはや常識ですね。
この「テトロドトキシン」はなんと、青酸カリの1000倍と言われるほど、毒素が強いのです。
事実、日本による食中毒の死亡事故は、キノコかフグを素人が調理した場合がほとんどだそうです。
ん…、ではフグには毒がないってどういうことでしょうか!?
実は、「フグ自身が毒を作り出しているわけではなく、フグが食べる餌によって体内に毒が蓄積されること」が分かっています。
毒を作り出しているのは、微生物のビブリオ菌で、これを食べたヒトデや貝を、またフグが食べることでフグの中に毒が蓄積されるのです。
よって、養殖されて育っているフグには毒がないのです。
この事実を知っている人は本当に少ないんじゃないでしょうか!?
まとめ
今回は、冬の味覚、フグについて、旬の時期や、本当は毒がないという説について紹介しました。
養殖は一年中食べられるとのことですが、やはり料亭などしっかりと調理された天然物を食べてみたいものですね。
また、本当はフグに毒がなかったなんて驚きですね。
ただし、釣りなどで釣れたフグには毒がありますので、素人が容易に調理して食さないように注意しましょう。