突発性難聴とは?原因や症状は?治るの?メニエール病と違うの?
2016/01/20
突発性難聴という疾患をご存知でしょうか!?
つい最近、お笑いタレントの千原ジュニアさんが、
「結婚後の生活のストレス原因で突発性難聴を発症したが、治った」
というエピソードが話題になりました。
突発性難聴とは、このような原因で発症し、そして簡単に治るものなのでしょうか!?
「突発性難聴」とは、文字通り、突発的に生じる難聴です。
突如として、聴力が低下し、音が聞きづらくなる、または全く聞こえなくなることもある恐ろしい病気です。
何の前触れもなく、持病があるわけでもなく生じるのがこの病気の特徴です。
多くは、50歳から60歳代の中高齢者に発症しやすい病気と言われています。
2014年における突発性難聴の患者数は、症状の程は様々ですが、何と年間で4万人程度の発症者がいるようです。
特にここ最近ではその患者数も増加しているとか…
お笑いタレントの千原ジュニアさんのエピソードのように、簡単に発症し、そして簡単に治るものなのでしょうか!?
そこで今回は、突発性難聴の原因や症状、治療によって治るのかについてなどを調べてみました。
また、よく耳にするメニエール病との違いについても記載します。
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突発性難聴の原因は?
突発性難聴の原因は、実ははっきりしたものは解明されていないようです。
むしろ、難聴の中でも原因が特定できないものを突発性難聴に分類しているそうです。
しかしその中でも、ウイルス感染説などが有力ともされています。
また、直接的な原因とは言えないまでもストレスや過度の疲労が発症の引き金になっていることが明らかになっています。
突発性難聴の症状は?
突発性難聴の症状は、
・片耳の聴力が低下する
・めまい
などが特徴的な症状です。
特に、片耳だけに発症することが特徴で、症状に日差はないそうです。
また、めまいは約3割程度の人が体験するそうです。
突発性難聴の治療は?
突発性難聴の治療方法は、
・薬剤治療(ステロイド剤・血管拡張剤・ビタミン剤・抗ウイルス剤・漢方薬etc)
・局所麻酔剤(星状神経節ブロック)
・高気圧酸素療法
などがあるそうです。
しかしながら、突発性難聴は、
適切な治療を施しても、完治する割合はおおよそ、3分の1程度と言われています。
また、治療(完治)のポイントとして重要なのは、発症してから治療までの期間だそうで、できるだけ早期に受診し、見てもらう必要があるそうです。
出来れば1週間以内には治療を開始する必要があり、通常完治の可能性が高い若者といえど、治療が遅れる事で後遺症を残す可能性も高くなってしまいます。
メニエール病との違いは?
難聴に関連する疾患としてよく耳にするのが、「メニエール病」です。
メニエール病は、一見突発性難聴と似た症状を示し、ストレスや疲労の蓄積が発症の引き金になるという点も類似しています。
その中でも突発性難聴との違いは、
・回転性のめまい
・吐き気や嘔吐
・症状の悪化
・再発
などが突発性難聴と区別されている点だそうです。
また、発症年齢は30歳〜40歳の女性に多いとされている点も突発性難聴とは区別できますね。
メニエール病を詳しく知りたい方はこちらを参照ください!
→メニエール病とは?原因や症状や治療法は?過去にはこんな芸能人も…
まとめ
今回は、突発性難聴の原因や症状、治療によって治るのかについてなどを調べてみました。
千原ジュニアさんのエピソードにあるほど、完治は簡単ではないようですね。
ただ、発症をした場合、明らかに症状がわかるので、自分でも判断できるものではないかと思います。
早期治療による重要性が高い疾患だけに、早期に受診するよう心がけましょう!
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