夏の風物詩「ホタル」の生態やうんちくとは?
夏の風物詩のひとつに挙げられるのが、
「蛍(ホタル)」です。
その儚く消えそうな光に夏の始まりを感じさせます。
さて、初夏といえば、「ホタル鑑賞」が定番ですね。
デートでも友人とでも、幻想的な気分に浸れる瞬間です。
そんな、ホタル鑑賞ですが、皆さんは、
「ホタル」の生態についてどれくらいご存知ですか!?
ホタルと一概に言っても、その種類は、
世界で約4,000種
日本で約40種
の数がいると言われています。
なかなか詳しく知らないのが事実ですよね。
そこで今回は、ホタル鑑賞前に知っておくと自慢できる、ホタルの生態やうんちくなどを紹介します。
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ホタル鑑賞の最適な時期は?
ホタル鑑賞に最適な時期は、地域によって異なります。
例えば、
最も寒い北国の北海道では、7月上旬〜8月下旬、
関東や関西などの本州では、6月上旬~6月下旬、
沖縄ではなんと、4月下旬〜5月上旬です。
やはり、暖かい地域ほど早く鑑賞できるようですね。
※生息地の自然環境によっても異なります。
ホタル鑑賞の条件は?
ホタル鑑賞に最も良い条件は、
・19時〜21時頃の時間帯
・雨上がりで湿度が高い
・風がない
・月明かりがない
などです。
現在では、ホタルは絶滅の危機にもさらされている貴重な生物です。
人工的にホタルが生息しやすい環境や条件を作っている場所も多いのです。
ホタル鑑賞の種類は?
ホタルの種類は、世界で約4,000種、日本で約40種と言われています。
日本で見かけるホタルは、
・ゲンジボタル
・ヘイケボタル
・ヒメホタル
です。
「ん…」
源氏と平家なんて、なんとも時代を感じる名前…ですね。
諸説あるものの、
ゲンジボタルは、光る習性から光源氏が連想されたという説や、
ヘイケボタルは、ゲンジボタルよりも小型で光りも弱いことから源氏と対比させて鎌倉時代につけられたという説などがあるようです。
ホタルはなぜ光る?
ホタルがなぜ光るかご存知ですか!?
ホタルは、腹部の先端に発光器を持ちます。
その発光器で、“ルシフェリン”と呼ばれる発酵物質が、“ルシフェラーゼ”と呼ばれる酵素や、ATPとが結びつくことで、発光するそうです。
なんとも科学的な発光の仕方ですね。
ちなみに、求愛行動などのコミュニケーションのために光っているそうです。
ホタルは幼虫も光るの?
ホタルは、成虫のみならず、
“幼虫”や“蛹”といった成長の過程でも光るそうです。
成虫が求愛を目的としているのに対して、
幼虫や蛹は、警戒行動の一つとして発光するようです。
なお、オス、メス限らず発光します。
ホタルの寿命は?
ホタルの寿命は、
おおよそ1週間〜2週間(成虫の期間)と言われています。
その間に、オスは精一杯発光して求愛をしているのです。
セミと同様に成虫の期間は短いですが、
その期間に自分の果たす使命をしっかりと全うしているのですね。
ホタルに餌はない?
ホタルは成虫になると、
食べ物を食べないそうです。
そんなことあるのとお思いですが、事実のようです。
ちなみに水だけを飲んで生きています。
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まとめ
今回は、ホタル鑑賞前に知っておくと自慢できる、ホタルの生態やうんちくなどを紹介しました。
いかがでしたか!?
いますぐ使える豆知識ばかりではないでしょうか。
ホタル鑑賞は、くれぐれもマナーを守り、ホタルの生育環境を破壊しないように注意しましょう!