無花果(イチジク)の旬は?栄養価とその効果は?
「無花果」
この漢字が読めますか…!?
答えは“いちじく”です。
よく耳にする食べ物ですが、
食べたことがない人も意外に多いのではないでしょうか?
「無花果」は、イラクサ目クワ科イチジク属の落葉樹です。
ちなみに無花果は、果物です。
旧約聖書の中にも、アダムとイブが食べたことで“禁断の果実”としても知られていますね。
“不老長寿の果物”とも呼ばれています。
「無花果」という漢字は、
花が無い果物と書くのですが、事実花が咲かないんです…
というのは、真っ赤な嘘で、
実は、身の中に無数の白い花を咲かすため、外からは見えないんです。
今回は、そんな無花果の意外と知らない”旬”の時期や、その栄養価などをまとめます。
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無花果とは?
「無花果」は、イラクサ目クワ科イチジク属の落葉樹です。
名前の由来は、冒頭のように、「花」が「無」い、「果」実という説と、
1日1個づつ熟すその性質から「一熟(いちじゅく)」という名前がついたと言われています。
日本における主な生産地は、
愛知、和歌山、福岡、兵庫茨城、富山、大阪、兵庫、広島、神奈川などであり、
生産量のトップは愛知県です。(知ってましたか..!?)
愛知の尾張地方のある地域では、夏至に無花果の田楽を食べる風習なんかもあるそうです。
無花果の旬の時期は?
無花果の旬の時期は、品種によって“夏”と“秋”に分かれています。
さらには、年に2回も収穫できる品種も存在するそうです。
夏の収穫時期は、6月〜7月、
秋の収穫時期は、8月〜10月となります。
実に5ヶ月もの間、無花果が収穫できる時期ということですね。
とりわけ秋の収穫である8月〜10月頃が最も美味しいと言われています。
無花果の栄養価とその効果は?
無花果は「不老長寿の果物」と称されるほどに、
“栄養価が高い果物”なんです。
【アンチエイジング効果】
無花果には、アントシアニンと呼ばれる抗酸化物質が豊富に含まれており、
体内に発生する活性酸素を消去します。
さらには、ポリフェノールなどの抗酸化作用も加わって、美肌や老化の防止にも効果的だそうです。
【便秘の解消と二日酔い予防効果】
無花果に含まれるフィシンと呼ばれる酵素は、消化の働きを助け、便秘を解消します。
また、飲酒後の二日酔いにも効果的だそうです。
【がんの予防効果】
無花果に含まれるベストアルデヒドは抗がん物質と呼ばれています。
がん細胞を麻痺させるため、抗がん作用があると言われます。
特に”前立腺がん”に効果的なんだそう。
【更年期障害に対する予防効果】
無花果は、女性ホルモンであるエストロゲンに似た”植物性エストロゲン”を含んでいます。
女性ホルモンの働きを補助することによって、更年期障害の改善や予防、さらには乳がんの予防などにも効果的だそう。
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まとめ
今回は、無花果の意外と知らない”旬”の時期や、その栄養価などをまとめました。
秋頃になると、庭先だけでなくスーパーなんかでもよく見かけますね。
多くの栄養価とその効果は注目に値するものです。
まだ食べたことのない人も、ぜひこの機会に食べてみては…!