啓蟄ってどんな日?その意味は?カエルが関係するの?
2015/12/22
日本には、特有の四季があり、季節ごとに様々な行事や、特別な日があります。
春には、春分の日やホワイトデーなどの行事がありますね。
→ホワイトデーのうんちくや豆知識まとめ!
【啓蟄】は、「けいちつ」と呼びます。
啓蟄は、二十四節気の一つで、太陰太陽暦の2月節のことです。
太陽の黄経が345°に達したのを始まりとし、春分の前日までの約15日間の、第一日目のことを言います。
※太陽の動きによって1年を24等分にし、その分けられた日付に名称が付いています。
例えば、「夏至」や「冬至」もその一つです。
ちなみにここ数年の啓蟄の日は以下のとおりです。
2015年:3月6日(金)
2016年:3月5日(土)
2017年:3月5日(日)
2018年:3月6日(火)
2019年:3月6日(水)
2020年:3月5日(木)
啓蟄がどうやって割り当てられているかや、いつなのかは分かりましたが、どんな意味があるのかって知っていますか?
そこで、今回は、啓蟄ってどんな日で、どんな意味があるのかについて解説します。
春に関する雑学はこちら
→春一番とは?春の訪れを告げる春の風物詩!
→春の天気の特徴は?周期性が特徴?
啓蟄の意味とは
啓蟄には、どんな意味があるのでしょうか?
啓蟄の「啓」は、「開く」という意味があります。
啓蟄の「蟄」は、「虫などが土中に隠れ閉じこもる」という意味があります。
つまり、啓蟄とは、「冬籠りをしている虫が這い出る」という意味となるそうです。
冬眠をしている虫たちが出てくるということですね。
春を告げる出来事であるため、啓蟄は、春の季語でもあります。
とりわけ、蛇やカエルが冬眠から覚めることを指して言うことが多いそうです。
春に注意したい病気はこちら
→春に流行する病気|特に子供や乳幼児は注意
啓蟄の3つの候
啓蟄の期間は、厳密には1日ではなく、春分の前日までの約15日間であることは前述しましたね。
実は、この15日間も3つの候に分類されているようです。
一つづつ見ていきます。
(1)冬籠りの虫が出てくる時期
ー最初の5日間ー
カエルや蛇などを代表として、冬眠している様々な虫たちが、姿を見せるようになります。
(2)桃の花が咲き始める時期
ー真ん中の5日間ー
桃は、3月の中旬から4月にかけて開花します。
この時期の始まりは、ちょうど真ん中の5日間にあたります。
(3)青虫が羽化してモンシロチョウになる記事
ー最後の5日間ー
青虫が羽化し、モンシロチョウになるのが、この時期です。
まとめ
今回は、啓蟄ってどんな日で、どんな意味があるのかについて解説しました。
いかがでしたでしょうか?
ちょうど春を実感できるのが啓蟄の時期あたりなんですね。
四季のある日本で生活できることに感謝ですね!