最強の野菜「クレソン」の栄養や効能とは?
「クレソン」という野菜をご存知ですか!?
意外に知られていないこの野菜こそ、
“最強の野菜”として知られているのです!
「クレソン」は、
和名で“オランダがらし”や“西洋ぜり”と言われる野菜です。
農林水産省が統一名称として「クレソン」と命名したのです。
どんな野菜かというと、
ステーキの上などにちょこんとついてくる、
緑色の葉っぱです。
お飾りのようにも思いますが、
これこそが“最強の野菜”の称号を得たスーパーベジタブルなんです。
そこで今回は、最強の野菜「クレソン」の栄養や効能について解説します。
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そもそも「クレソン」とは?
「クレソン」は、
水中や湿地に生息するアラブナ科の多年草です。
クレソンは、
ステーキなどの肉料理にちょこんとついてくる
“アレ”です↓
原産地はヨーロッパであり、
ギリシャでは、「クレソンを食べて知恵を得よ」という言い伝えもありました。
現在日本では、山梨県の道志村などで大量に生産されており、村の一大イベントである「道志村トレイル(ラン)」では、“クレソンうどん”が振舞われるほど…
ちなみにクレソンの旬は、3月〜6月頃の”春”です。
ただし、最近では施設栽培が主流のため周年流通しており、一年中収穫ができるそうです。
「クレソン」が”最強の野菜”ってどういうこと?
「クレソン」=”最強の野菜”
一体どういうことでしょうか!?
実は、アメリカのニュージャージー州の大学で、17種類の必須栄養素の含有量を基に作成した
「栄養素の高い果物と野菜トップ41」
というリストが発表されたのです。
その順位は、以下のとおりです。(トップ5)
第1位 クレソン
第2位 チンゲンンサイ・シロナ
第3位 フダンソウ
第4位 ビーツの葉
第5位 ほうれん草
そうなんです。
クレソンが1位に輝いたのです。
実は、クレソンは重要な栄養素を豊富に含んでおり、
数多くの疾患の予防にもなるなどその効用にも注目されていたのです。
「クレソン」の栄養や効能は?
クレソンに含まれる栄養や効能には以下のようなものがあります。
【ビタミンC】
ビタミンCは、”抗酸化作用”や”抗炎症作用”があるため、コラーゲンの生成やメラニン色素の分解など、
「美肌」や「健康維持」に効果があります。
【ビタミンA】
ビタミンAは、目のストレスからの回避など、
「目の健康」に欠かせません。
また、皮膚や粘膜を丈夫に保つことから、「髪の健康」や「アンチエイジング」にも欠かせないと言われています。
【シニグリン】
クレソンの辛味成分であるシニグリンは、
高い”抗菌作用”を持ち、肉の油などの「消化を高める」働きを有しています。
よって胃もたれの解消や、食欲増進にも効果的です。
なので、ステーキなどの肉料理に添えられているんですね。
【葉酸】
葉酸は、新しい”細胞の生成や強化”の働きをもち、
「健康促進」に欠かせない栄養素です。
特に妊婦や授乳中の女性に推奨されており、赤ちゃんの発育にも関与します。
【ポリフェノール】
ポリフェノールは、高い“抗酸化作用”を有しており、「老化」や「病気の予防」に効果的です。
【カリウム】
カリウムは、ナトリウムと共に、“血圧の調整”などを行っています。
ナトリウムの増加によって高血圧となりやすい状態を、カリウムがナトリウムの排泄を促進するのです。
高血圧予防のみならず「むくみの解消」などにも効果的です。
【βカロテン】
βカロテンは、強力な“抗酸化作用”をもち、様々な栄養素の吸収を促進します。
さらには血液を綺麗にし、「動脈硬化」や「高脂血症」などの生活習慣病を予防するとともに、「がん予防」にも効果的なんだそう。
まとめ
今回は、最強の野菜「クレソン」の栄養や効能について解説しました。
前述までに解説しただけではなく、
地肌に塗れば“抜け毛防止”や、
強い殺菌作用による“口臭予防”なんていう効果もあるようです。
まさに最強の野菜…
クレソンを主役にした料理やレシピもたくさんあるようですよ!