秋の味覚「柿」その種類や栄養は?柿の種って「柿」が由来なの?
“秋”といえば、「食欲の秋」
果実に代表されるように、様々な味覚が存在します。
そんな中でも秋の果実といえば、
「柿」ではないでしょうか!?
「柿」とは、
カキノキ科の一種の落葉樹で、鮮やかなオレンジ色をした果実をつけることで知られています。
近所の軒先から味が落ちている風景は、
まさに秋の風物詩といえますよね!
食用である柿は、
豊富な栄養素を含んでおり、
昔から「柿が赤くなれば、医者が青くなる」と言われるほど、
健康食品として優れているんです。
そこで今回は、秋の味覚「柿」の種類や栄養、さらにはちょっとしたうんちくなどを紹介します。
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「柿」ってどんな果実?
「柿」とは、カキノキ科の一種の落葉樹で、
中国や日本といった東アジアが原産地となります(特に中国の長江流域に自生)。
そのため、学名的にも“kaki”と称されます。
日本においては、沖縄を除く全国各地で収穫され、
その中でも和歌山県や奈良県が有数の生産地です。
果実はもちろん食用として利用されていますが、
幹は家具材としても用いられています。
また、“渋柿”は防腐剤としても用いられています。
「柿」種類は?
「柿」の品種は約1,000種近くあると言われています。
大きく分けると、“渋柿”と“甘柿”に大別されます。
“渋柿”とは、実が熟しても果肉が固い状態では渋みが残る柿です。
有名な品種では、平核無、刀根早生、江戸柿、甲州百目、富士などがあります。
一方、”甘柿”とは、未熟時は渋いものの熟すに従い甘みが強くなっていく柿です。
有名な品種では、富有、次郎、御所などがあります。
「柿」の旬の時期は?
「柿」の旬の時期は、
種類によって異なったり、ハウス物などを含めるとその収穫時期は広範囲に及びます。
早生種やハウス物は8月中旬ごろから収穫が始まります。
旬の時期はおおよそ10月から11月頃が目安となります。
「柿」の栄養は?
「柿」は豊富な栄養を含む果実です。
代表的な栄養素に、
・タンニン
・ビタミンC
・β-カロテン
・ペクチン
などがあります。
この中でも特に豊富に含まれる”タンニン”は、
ビタミンCと共に、血液中のアルコールを体外に排出する働きがあり、二日酔いに良いとされています。
また、ビタミンCは、疲労回復や風邪予防、がんや老化の予防にも効果的と言われています。
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“柿の種”って「柿」が由来?
誰もが知ってるおつまみである、
亀田の“柿の種”って、なぜ「柿」が名前に入っているのかご存知ですか?
名前の由来となったのは、
当時作っていた”あられ”が偶然にも柿の種に似ていたことから命名されたようです。
最初に商品化されたのは、大正13年ごろだそうです。
まとめ
今回は、秋の味覚「柿」の種類や栄養、さらにはちょっとしたうんちくなどを紹介しました。
スーパーなどで店頭に柿が並ぶと、秋のおとづれと冬の接近を感じざるをえないですよね。
皆さんは、”渋柿”か”甘柿”どちらが好みでしょうか?
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