靴擦れの水ぶくれって潰さない方が良い?その対処法とは?
新しい靴や、履きなれない靴などを履いた時に、
生じるのが「靴擦れ」です。
多くの人が経験し、苦い思いをしたことがあるでしょう。
靴擦れの時に生じる“水ぶくれ”って皆さんはどうしていますか!?
「靴擦れ」とは、
新しい靴や、足に合わない靴などを履いた時に生じる、
皮膚と靴との摩擦で生じる炎症です。
靴の形が合わなかったり、
新しい靴で素材が硬かったり、
はたまや歩き方が悪かったりと、
多くの要因で生じることがあります。
とりわけ生じやすいのは、
足の中でも凸の部分で、親指や小指の付け根、踵なんかに頻発します。
症状として多いのが、
“水ぶくれ”です!
中に水が溜まっていて、気になって破ってしまう人もいるでしょう!?
でもこれって潰した方が良いのか、それとも放置した方が良いのかどちらなんでしょうか!?
「靴擦れ」の原因は?
先にも挙げたように「靴擦れ」の原因はいくつか存在します。
最も多い原因は、【靴の原因】です。
新しい靴は皮が固く、まだ足の形に馴染んでいない状態です。
このような場合には、特定の場所が擦れて靴擦れの原因となります。
靴だけでなく、【足自体の原因】も存在します。
外反母趾のようにもともと特定の部分が出っ張ってたり、
特徴的な形をしている場合に生じます。
どのような靴を履いても生じる可能性があります。
もう一つは、【歩き方の原因】です。
例えば、膝が痛くてかばうような歩行をしていた場合、
その影響が足に生じて靴擦れを起こすことがあります。
ちょっとした姿勢の変化などでも靴擦れを引き起こす原因となります。
“水ぶくれ”はどう対処する?
さて、靴擦れが生じた時に問題となるのは、
代表的な症状である“水ぶくれ”です。
中の水分を出したくて意図的に破ってしまうという人もいるでしょう。
一体、早く治すためにはどのように対処するべきなんでしょうか!?
“水ぶくれ”の正体は?
そもそも”水ぶくれ”の水とは何なのでしょうか!?
実は”水ぶくれ”の正体は、「滲出液」と呼ばれ、
血清やタンパク質など、損傷部位から滲み出たものです。
実はこの「滲出液」はただの水分ではなく、
皮膚を再生させる成分なども含まれる大事な液なんです。
“水ぶくれ”は潰すべき?潰さぬべき?
結論から言うと、
“水ぶくれ”は潰さずに放置した方が良いと言われています。
この原因についてですが、
安易に潰してしまうと、
傷口から雑菌が侵入し、感染を起こして炎症が増加するために治りが遅くなるのです。
通常は、”水ぶくれ”のまま放置すれば3〜4日程度で治るものが多いです。
ただ、雑菌から感染すると炎症が生じ、1週間以上長引いてしまうことも少なくありません。
そもそも蒸れて湿気の多い靴の中は、
雑菌の温床なので、容易に感染してしまうのです。
“水ぶくれ”の治し方!
もし、水膨れを潰してしまった場合(もしくは勝手に潰れた場合)は、
雑菌などに感染する前に早めに対処することが肝心です。
最近ではもっぱらモイストヒーリング(湿潤療法)と言って、
患部を乾燥させるのではなく、
「滲出液」ともども、専用の保護剤で保護するのが良いと言われています。
市販でも多くの靴擦れ用の保護剤が販売されているので、
早く治したい場合には是非とも使用することをお勧めします。
また、治療中は靴擦れした靴を履かないことや、
しっかりと自分の足に合った靴を買うと言うことは言うまでもないでしょう。
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