若年性脳梗塞の原因と症状は?若くても発症する?
脳梗塞といえば、誰もが聞いたことのある有名な病気ですよね!?
身体に麻痺などの後遺症が残り、多くは高齢者がなるもの!
という認識をお持ちの人が多いのではないでしょうか。
油断をしてはいけません。
脳梗塞は若くても発症する病気なのです!
このように若くして発症する脳梗塞を「若年性脳梗塞」と言います。
→脳卒中とは?脳梗塞と脳出血とは違うの?
50歳未満の人が発症したものをそう呼んでいるのです。
一般に脳梗塞の原因といえば、糖尿病や動脈硬化、高血圧などのいわゆる生活習慣病を思い浮かべませんか!?
しかし、若年性脳梗塞はその原因も少し変わっているのです。
例えば、「先天的な血管の異常や奇形」が原因となったり、もともと患っている基礎疾患に後発するものだったりします。
そこで今回は、若年性脳梗塞の原因や症状について解説します。
若年性脳梗塞とは
若年性脳梗塞は、50歳未満の人が起こす脳梗塞を言います。
若いから脳梗塞を発症しないというものではありません。
高齢者が発症する脳梗塞とは原因が異なるのです。
原因は
若年性脳梗塞の原因は、以下のようなものが挙げられます。
・自己免疫疾患
・もやもや病
・心疾患に起因する塞栓症
などがあります。
もともと患っている基礎疾患に後発するもの、
もしくは、血管自体の奇形によるものがあります。
予防は難しいですが、前兆症状は把握することが出来ます!
前兆症状は
若年性脳梗塞は基礎疾患の治療以外に適切な予防方法がないばかりか、血管や心臓の奇形などに関しては発見することも難しいです。
そのため、発症した後に明らかになる場合がほとんどです。
このような場合、後遺症を重症化させずに、早期発見・早期治療を行うには発症後の前兆症状を見逃さないことが重要です。
・手足の痺れや運動麻痺
・言葉が出ない、ろれつが回らない
・ふらついて歩けない
・めまいや吐き気が生じる
・文字が書けない
・物が二重に見える
などなど、障害された脳部位によって、様々な前兆症状が生じます。
ただし、これらの症状は若年性脳梗塞と言わず、一般的に脳梗塞と言われる前兆症状とほぼ同様です。
詳しくはこちらの記事を参考にしてください!
→脳卒中の前兆とは|しびれや脱力が生じる!?
症状や後遺症は
前兆症状と同様に、若年性脳梗塞に特有の症状や、後遺症があるわけではありません。
一般的に脳梗塞と呼ばれるものと同様の症状が生じます。
それは、運動や感覚、人特有の思考など、脳が支配している領域に依存した障害が生じます。
・運動麻痺
・感覚麻痺(痺れ含む)
・高次脳機能障害
・感情障害 etc
などなど、細かく挙げればキリがないほど、個人差と多彩な臨床症状を呈します。
→片麻痺|脳卒中後遺症|痺れの原因は?治る?
また、その重症度なんかも、梗塞の程度によります。
それぞれの症状によって適切なリハビリテーションを受けることが一般的です。
脳梗塞のリハビリテーションに関する記事はこちら
→脳卒中片麻痺|装具の種類や適応は?
→脳卒中後遺症にボツリヌス療法|その効果や料金は?
まとめ
若年性脳梗塞の原因や症状について解説しました。
効果的な予防方法があるわけではなく、先天的な原因によって生じることも多く、とても悔しい思いをする人も多いかもしれません。
なぜ私が…
脳梗塞を発症して、よく聞かれる言葉です!
脳梗塞は再発率が非常に高い疾患です。
二度目はないようにしっかりと再発予防をしていきましょう!
→脳卒中は再発しやすい?再発率は?予防や対策は?