利尿作用の強い飲み物や食べ物ってどんなものがある?そのメカニズムとは?
「利尿作用」
むくみには効果的だが、頻尿には大敵!
「利尿作用」ってどんなもの!?
「利尿作用」というと、
どんなことを思い浮かべるでしょうか!?
「利尿作用」とは、
“尿量を増加させる作用”のことですが、
代表的な成分としては、「カフェイン」が挙げられます。
事実、「カフェイン」を多く含むコーヒーなどを飲むと、
トイレが近くなるというのは多くの人が身をもって体験していることですよね。
トイレが近くなると大変…
という人もいれば、体が浮腫(むく)みやすく水分を排出したいという人には、
上手に用いれば良い作用ですよね。
そんな「利尿作用」は一体どのようなメカニズムで作用するのでしょうか?
また、「利尿作用」が強い代表的な飲み物や食べ物にはどのようなものがあるのか調べてみました。
「利尿作用」のメカニズムとは?
「利尿作用」をもたらす原因の成分として、
代表的なものに「カフェイン」があります。
他にもカリウムなどにも利尿作用があるようです。
この「カフェイン」が身体に作用するメカニズムには、
・脳への作用
・血管への作用
・腎臓への作用
がありますが、
中でも利尿作用に関係するのが、【腎臓への作用】です。
カフェインは体内に取り込まれると、
自律神経である交感神経を刺激し、腎臓の血管を拡張させます。
このことによって、血液の濾過(ろか)量が増加します。
この増加に伴い尿の生成が増加することで排尿される尿の増加や回数の増加が生じるようです。
尿の量が増加することは、すなわち身体の中にある老廃物を除去するため、
むくみの解消などいわゆるデトックス効果が期待できます。
また、利尿作用には血圧を下げる作用もあるため、医学的なメリットも存在します。
しかしながら単純に尿の回数が増えることは、
移動が苦痛の人にとっては大変なことであるし、何よりin-outのバランスを失ってしまうと、
脱水に陥ることもあり、熱中症や脳梗塞などのリスクが高まります。
「利尿作用」の強い飲み物は?
「利尿作用」の強い飲み物はどのようなものがあるのでしょうか!?
(ここでいう利尿作用が強いというのは、すなわちカフェインを多く含むという意味です)
・コーヒー
・紅茶
・お茶
・緑茶
・コーラ
・エナジードリンク
etc…
ほぼ日常で摂取する飲み物ですよね。
中でもコーヒーはやはりカフェインが高いのですが、
お茶なども、その濃度が高ければそれだけカフェインが強いことになりますので、
一概にコーヒーだけが強いというわけではなさそうです。
また、若者に人気のエナジードリンクなどもカフェインが多く、
海外では社会問題にもなるほどなので、摂取はほどほどにしたいですね。
ちなみに水や麦茶、杜仲茶などはノンカフェインだそうです。
最近では妊婦さん向けのノンカフェインのコーヒーなんかも良く見かけますね。
「利尿作用」の強い食べ物は?
「利尿作用」の強い飲み物は良く話に挙がりますが、
では、「利尿作用」の強い食べ物はどのようなものがあるのでしょうか!?
これまではカフェインを含むことによる利尿作用を取り上げてきましたが、
食べ物の場合は、「カリウム」を多く含むものが、「利尿作用」の強さの目安になるようです。
では、「カリウム」を多く含む食べ物にはどのようなものがあるのでしょうか!?
・パセリ
・アボガド
・ほうれん草
・きのこ類
・スイカ
・納豆
etc…
挙げていけばたくさんあるようですが、
どれもスーパーなどで簡単に手に入る食材ですね。
中でもパセリは食品の中でも最も多くカリウムを含む食べ物なんだそうです。
野菜が高い時期には大変ですが、上手に摂取していきたいですね。
まとめ
今回は、「利尿作用」が強い代表的な飲み物や食べ物や、そのメカニズムなどを調べてみました。
過剰摂取はどんな時にも注意が必要ですので、
必要に応じて適切な量の摂取を心がけていきたいですね。