「鳥インフルエンザ」って何?人間へ感染する?
“インフルエンザ”と言えば、
人へも猛威を振るうウイルスですが、
何も人間だけの問題ではないようです。
人間に感染するインフルエンザとして代表的なものに、
A型、B型があり、毎年予防接種などで対策をすることも多いでしょう。
時にパンデミックを起こし、世界的にも大流行となるのはA型であり、
このA型インフルエンザウイルスが鳥類に感染して起こるものを、
「鳥インフルエンザ」と言います。
鳥インフルエンザは、うずらや鶏、七面鳥などの家禽(かきん)類に感染すると、
病原性の強さから“高病原性”と、“低病原性”に分類され、
鳥が高病原性のインフルエンザに罹患すると、その多くは死んでしまいます。
鳥インフルエンザが流行する際に、
必ず話題となるのは、“人への感染”です。
どのような場合に人に感染することがあるのでしょうか?
高病原性鳥インフルエンザとは?
冒頭に解説したように、
鳥が感染死したインフルエンザの中でも病原性が強いものを、
“高病原性”と言い、
さらにその中でもいくつかのウイルスの型があるようです。
これまでの感染事例として、
2003年末から2006年末までに世界各地で発生した高病原性鳥インフルエンザは、
“H5N1亜型”と呼ばれるウイルスです。
これまでに判明されているウイルスは、このH5亜型とH7亜型のウイルスに限られているようです。
鳥インフルエンザは人に感染する?
一般的に鳥インフルエンザウイルスは、
人に感染することは極めて稀だそうです。
“稀”…
ということは100%ではないということで、
過去には海外で感染事例もあるようです。
その感染経路は、病気によって死亡した鳥に直接触れたり、
調理や解体などで濃厚に接触した場合に、“稀”に感染するそうです。
一般の人などではまずないと思われます。
なので、近くに養鶏場があったりして、鳥が感染したとしても心配することはなさそうですね。
ちなみに、鶏肉や、その卵を食べることでの感染事例は、
世界的に見ても一例も報告はないそうです。
ちなみに…その症状は?
人への感染は、”非常に稀”ということでしたが、
もし感染したと考えた場合、どのような症状が出現するのでしょうか?
潜伏期間はおおよそ3日〜7日程度と考えられており、
その症状は通常のインフルエンザと似ているようです。
高熱を伴う発熱や全身の倦怠感、呼吸器症状などが主症状となります。
まとめ
今回は、「鳥インフルエンザ」について、人間へ感染の可能性も含めて解説しました。
家禽類の飼育や解体場所には不用意に立ち入らないことが予防方法です。
また、人への感染は非常に稀であるので、風評被害などが起こらぬよう、正しい知識を持つことも必要なことですね。