「ほくろ」の正体って何?多い人と少ない人の差は?
「ほくろ」
ただの黒いシミなのでしょうか?
たくさんあっても大丈夫なのでしょうか?
そもそも「ほくろ」の正体って一体何!?
「ほくろ」
皮膚にあるあの黒いシミですね。
ある時は個人を特定する目印になったり、
ある時は縁起が良いと呼ばれる場所にあったり…
そんな「ほくろ」ですが、
大抵の場合は、美容の面からも忌み嫌われ、目立つ場所にある際には出来るだけ取ってしまいたい!
という人が多いのでしょうか!?
また、子供の頃に無理やり取ろうとして取れなかった経験をした人もいるのではないでしょうか!?
年齢を重ねるごとに「あれ、こんなところにあったっけ?」と、
増えて来る「ほくろ」に、体に悪いのかと不安を感じる人も少なからずいるでしょう。
そもそも「ほくろ」の正体とは一体なんなのか!?
また「ほくろ」が多い人とそう出ない人の差はあるのでしょうか?
「ほくろ」の正体とは?
「ほくろ」の医学的名称は、
“母斑細胞母斑(ぼはんさいぼうぼはん)”
“色素性母斑”
“母斑細胞斑”
などと呼ばれています。
その正体は、
メラニンを有する皮膚の病変です。
メラニン色素を作り出す細胞の過剰な働きによって、メラニン色素が増殖または、細胞そのものが増殖することで、「ほくろ」となります。
メラニン色素が多くなることで、あのような黒色になるようで、
平たく厚みがないものは色素だけが増殖したもの、
盛り上がりのあるものは細胞そのものの増殖によるものです。
大抵の場合は、良性の皮膚病変です。
「ほくろ」が多い人と少ない人の違いは?
そもそも「ほくろ」が出来る原因には、
・先天性
・後天性
の原因に大別されます。
先天性のものは、遺伝的な要因があり、ほくろが生じやすい資質を持っており、
遺伝子(DNA)によって決められた場所に出現しやすいのです。
つまり、親に似たところに出来るという訳です。
一方後天的に生じるものには、
“紫外線に浴びることによるメラノサイトの活性化”
“不規則な生活による皮膚のターンオーバー”
“ストレス”
などがあると言われています。
そのため、「ほくろ」の多い人と少ない人の差は、
はっきりとしたメカニズムは不明でありますが、上述したような遺伝的な要素に、
後天的な環境要因が加わった差であると言えそうです。
危険なほくろもある?
前述したように大抵の「ほくろ」は良性のものであるそうですが、
中には“癌”の可能性がある「ほくろ」も存在するようです。
それは、「悪性黒色腫」と呼ばれ、
色の黒いところと薄いところがまだらになり、境界が不鮮明で形がいびつで、大きい(6mm以上)などの特徴があるようです。
実際にはあまり似ても似つかないようですね。
なお、通常の「ほくろ」から「悪性黒色腫」に発展することはないようです。
まとめ
今回は、「ほくろ」の正体や、「ほくろ」が多い人と少ない人の差はあるのかについてまとめました。
簡単に出来る対策はやはり、紫外線を浴びないことでしょう。
また、「ほくろ」を取りたい場合には、強引に自分で取るのは難しく、
レーザーや電気メス、液体窒素などを使用することがあるため、医師に相談すると良いでしょう。