月見団子が映える「お月見」とは?お月見っていつのこと?
2018/10/01
毎年秋は「お月見」の時期!
お月見といったら「月見団子」を供えますね。
また、ススキ飾ったりする日本特有のイベントです。
でも、
「お月見の時期って正確にはいつ?」
「なんで団子を供えて、ススキを飾るの?」
意外に知らないお月見の知識や、お月見の楽しみ方まで紹介します!
お月見とは
「お月見」とは?
旧暦の8月15日に月を鑑賞する行事で、別名「十五夜」や「中秋の名月」とも言われます。
「中秋の名月」とは、秋の真ん中に出る満月の意味です!
旧暦では、
1月〜3月を春
4月〜6月を夏
7月〜9月を秋
10月〜12月を冬
としていたことから、8月は秋のちょうど真ん中であり、8月の15日の夜に出る満月ということで、この呼び名がついたとされています。
現在用いられている新暦では、約1ヶ月程度のズレがあるため、9月7日から10月8日の間に訪れる満月の日を「お月見」「十五夜」「中秋の名月」と呼んでいるんですね。
つまり毎年日にちが異なるということですね。
ちなみに今後の予定ですが、
2015年(平成27年):9月27日
2016年(平成28年):9月15日
2017年(平成29年):10月4日
2018年(平成30年):9月24日
2019年(平成31年):9月13日
2020年(平成32年):10月1日
となっています。
お月見のお供え物
「お月見」のお供え物といえば「月見団子」ですね。
お月見の日にお供え物をするのは、月が風雅の対象だけでなく、信仰の対象でもあったからと言われています。
当初、月にお供えしたものは、サトイモなどの畑作物の芋類と豆類であったそう。
その後、米を使った団子も登場するようになったことから団子が登場し、
しかも、丸い団子の形で、月に似せて作ったと言われています。
また、秋の収穫を祝うという意味も込められていたそう。
そう、もともと「お月見」は収穫を祝う行事とされています。
収穫を感謝する気持ちは、月の呼び名からもわかるように、別名「芋名月」とも呼ぶそうです。
ススキを飾るのはなぜ?
それではなぜ、「お月見」でススキを飾るのか?
ススキは神の依り代と考えられています。
稲穂が実る前なので、稲穂に見立てたススキが選ばれたと言われています。
また、ススキにはその鋭い切り口が魔除けになるともされており、お月見の後に軒先に吊るしておくなどの風習もみられます。
お月見を楽しむ!
月は信仰の対象だったり、秋の収穫を祝うなどなんとなく、堅苦しい印象も受けます。
しかし、実際には美しい月を眺めながら、
「月見酒」!
なんて贅沢な宴があるんですね。京都の料亭などでも行われているようです。
自宅でも窓側を向いて、月を眺めながら、また、団子やサトイモなどのお供え物のそばで贅沢な宴を行うのも「通」なものですね。
ちなみに団子やサトイモなどのお供え物は縁起物ですので、
月見が終わったら下げて、月にあやかって家族皆でたべるようにするそうです。
まとめ
普段なんとなく、団子を供えて月を見る!
そんなイメージの「お月見」でしたが、様々な意味や言い伝えがあるのですね。
美しい月を眺めながらの月見酒は本当にムードがあって素敵です!
今年の月見はいつもと一味違った「お月見」にするのもいいですね!