トレイルラン|走り方の基本|初心者でも出来る
2016/08/14
秋といえば、「スポーツの秋」
全国各地で様々なスポーツイベントが開催されていますね。
その中でも最近人気が高まっているのは、「トレイルラン」です。
正式名称は、「トレイルランニング(Trail running)」と言います。
トレイルランニングは陸上競技における中・長距離走に分類され、舗装路以外の山野を走ることが特徴です。
トレイルランやトレランと略されています。
以前は不整地を走る競技といえば、クロスカントリーがありましたが、日本では、「マラソンブーム」や、「登山ブーム」が到来し、それらを足し合わせたような「トレイルラン」が人気となりました。
まだまだ、競技人口は少なく、またその苛酷さもあり、普通のランニングと比べてどのように走って良いか良く分からないものです。
これから始めてみようと思う初心者ではなおさらです。
坂道や不整地が多いため、「走り方を間違えると致命的」となります。
それは、レースのリタイアだけではなく、膝を痛めるなどの怪我にもつながります。
そこで今回は、初心者でも出来るトレイルランの走り方の基礎を紹介します。
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トレイルランニングの走り方
トレイルランニングの特徴は、路面が不整であることや、勾配の変化が大きいことです。
普通のマラソンやランニングでは、これらが一定のため、ある程度ペースも一定で走ることが大事です。
しかし、トレイルランニングでは、ペースを一定ではなく、身体に加わる負荷を一定にすることが大事です。
登りと下りでは身体にかかる負荷も大きく変わってきます。
登りの走り方
初心者の方には、特に苦しく感じるのは「登り」です。
ペースを落とさないように走ってしまうと序盤から足がつってしまうなんてこともあり得ます。
そのため、頑張って走ってはダメです。
急登や階段などは、場合によっては歩くべきです。
その方が速く進めることもあります。
また、ゆっくりでも走るのであれば、大きく腿を上げて走るのではなく、小股で小刻みに走るのが良いです。
下りの走り方
下りは、反対に下手にブレーキをかけすぎると、膝や腿に負担がかかります。
全速で下って行っては曲がる際などに危険がありますが、ある程度重力に身を任せて下って行っていまった方が身体に加わる負担は「楽」に感じるでしょう。
また、斜面に対して下手に身体を起こしすぎると、斜面との摩擦が軽くなり、「ズルッ」と滑りやすくなります。
良く言われているのは、「前傾姿勢の維持」が大事だという事です。
また、下りを出来るだけ速く、かつ安全に走破するためには、
出来るだけ専用のトレイルランニングシューズを使用しましょう。
専用のものは、クッション性が高くグリッップ力もバツグンに高いです。
また、岩への接触などの衝撃の緩和にも非常に有用です。
ペース配分
ペース配分は一定にせず、身体にかかる負荷を一定にする!
ということはすでに説明しました。
とりわけ初心者で多いのは、序盤からオーバーペースとなってしまい、後半に伸びない、またはリタイアなんてこともあります。
それは、山道は想像以上に消耗するということが経験的に分からないからです。
そのため、まずは「必要以上にゆっくりと走り始める事」をお勧めします。
後半になり、
「足もある程度慣れてきた」
「体力的にも余裕があるな」
そう感じた時に、ペースを上げていく方が良いでしょう!
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まとめ
初心者でも出来るトレイルランの走り方の基礎を紹介しました。
今年、この秋から始める人も多いのではないでしょうか!?
トレイルランニングは、
「登りは身体能力、下りはテクニック」
と言われるように常に一定のペースで走るのが良いわけではありません。
基本に忠実に行いながらも、自分なりのペースや走り方を見つけていけると良いですね。
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