春一番とは?春の訪れを告げる春の風物詩!
2019/02/03
日本に暖かい春を告げるものと言ったら何を思い浮かべますか!?
初鰹や、ソメイヨシノ、花粉症などなど…
いずれも春の風物詩ですね。
その中でも春の訪れを告げるものと言ったら、
「春一番」がありますね!
でも、春一番って一体何のことでしょうか!?
春一番とは、ご存知の通り、「風」のことなんですが、詳しく知らない人も多いでしょう!
その年の立春から春分までの間に、最初に吹く強い南寄りの風のことです。
気象庁による定義をお借りすると、
「立春から春分までの間で、日本海で低気圧が発達し、初めて南寄りの強風(秒速8m以上)が吹き、気温が上昇する現象」
となります。
ちなみに春は「春一番」ですが、冬には「木枯らし1号」が吹きますね。
木枯らし1号は、晩秋から初冬にかけて、初めて吹く冷たい北寄りの強風とされています。
時期としては、異なりますが、その季節を告げる最初の強風という意味では酷似していますね。
→最大瞬間風速って何?どうやって計測するの?風の強さの段階は?
春に関する情報はこちらもどうぞ
→雛祭り(ひなまつり)とは?|雛祭りに関するうんちくまとめ!
Contents
春一番 いつ頃に吹くの
気象庁による定義をによると、春一番とは、
「立春から春分までの間で、日本海で低気圧が発達し、初めて南寄りの強風(秒速8m以上)が吹き、気温が上昇する現象」
だそうですが、実際にはいつ頃吹くことが多いのでしょうか!?
最近数年間の東京の春一番の観測状況です。
2005年:2月23日
2006年:3月6日
2007年:2月14日
2008年:2月23日
2009年:2月13日
2010年:2月25日
2011年:2月25日
2012年:発生せず
2013年:3月1日
2014年:3月18日
2015年:発生せず
2016年:2月14日
2017年:2月17日
2018年:3月1日
年によって観測日はバラバラですね…
発生せず…なんて年もあるくらいなので。
この春一番を皮切りに、グッと気温も上がっていくそうです。
春一番 名前の由来は
春の訪れを告げる「春一番」は一体誰が呼び始めたのでしょうか!?
そこには、悲しい過去がありました。
1859年3月中旬頃、
現在の長崎県壱岐島沖で強い風に煽られた漁船が転覆する事故が起きました。
この事故によって、53人の漁師さんが犠牲になりました。
それ以降、漁師さんの間で、この強い南風に対して
警戒の意味を込めて「春一」や「春二」と呼ばれるようになってそうです。
これが、由来となって、「春一番」という名前がついたそうです。
春に注意すべき病気の情報はこちら
→春に流行する病気|特に子供や乳幼児は注意
まとめ
春の訪れを告げる「春一番」について解説しました。
冬の訪れを告げる「木枯らし1号」よりも、「春一番」の方が、これから暖かくなっていくんだという意味で個人的には好きですね。
それにしても、このように季節ごとに様々な特色があるのは、日本特有の四季があるためで、改めて四季の良さを感じます。