カンガルーケアとは?メリットとデメリットは?事故に注意!
カンガルーケアという言葉を知っているでしょうか?
産前産後の妊婦さんやママさんならご存知かと思います。
カンガルーケアは、特徴的な新生児の育児方法であります。
一体どんなケアなのでしょうか!?
カンガルーケアとは、コロンビアで生まれた伝統的な新生児の育児方法です。
出産後すぐに、赤ちゃんは母親の胸に抱かれ、授乳をしたり、直接肌に触れ合ったりすることです。
その姿がカンガルーの子育てに似ていることから「カンガルーケア」と呼ばれています。
親子の絆作りや母乳育児にも良いなど様々なメリットがあるそうです。
「なんだ…当たり前のことじゃん!」
とお思いの方もいると思いますが、新生児は、とてもデリケートで不安定な時期なのです。
場合によっては、呼吸が止まってしまったり、重篤の障害を残す、または息を止めてしまうこともあり、事故には十分注意しながら、観察や管理が必要なのです。
そこで今回は、「カンガルーケア」について、そのメリットやデメリットについて調べてみました。
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カンガルーケアのメリットは?
カンガルーケアの特徴の一つに、肌と肌の触れ合いがあります。
20世紀の先進国での出産施設は、母子分室性が広まり、母子のスキンシップが薄れてしました。
このスキンシップこそが様々な効果をもたらすのです。
【メリット】
・親(母親)としての自覚を持てる
・赤ちゃんが落ち着き、安心して眠りが深くなる
・母親の肌に密着し、体温を保てる
・母親の常在菌が赤ちゃんの免疫を作る
・母乳が出やすくなる
・産後の疲れが癒される
などなど、母子にとって、精神的な効果を生み出すことが多いようですね。
特に、多くの妊婦さんは、出産後思うように母乳が出ないこともあり、カンガルーケアは母乳を促すために有効な方法とも言われています。
カンガルーケアのデメリットは?
カンガルーケアには、豊富なメリットがある一方で、深刻なデメリットもあるのです。
その危険性が問題視され、母子と病院側が対立し、裁判に発展するケースも発生しているようです。
過去に起きた事例をもとに、デメリットならぬリスクを記載します。
【デメリット(リスク)】
・うつぶせ寝が原因で赤ちゃんの呼吸が停止する
・赤ちゃんが低体温に陥る
・ベッドに寝ている赤ちゃんが転落する
などなどの事例があります。
いずれも、重篤な障害を残す、もしくは命に関わる事故です。
それだけデリケートで不安定な時期なのです。
ただし、「カンガルーケア」をすることが悪いのではなく、母と病院と、十分な知識の理解と、十分な観察が必要なのです。
病院側はマンパワーの不足は否めないでしょう!
そして、母親は出産の安心感もあるでしょう!
そのような油断から赤ちゃんを危険に晒してしまうこともあるようです。
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まとめ
今回は、「カンガルーケア」について、そのメリットやデメリットについて調べてみました。
適切に行うことで、母子双方にメリットのある素晴らしいケアでしたね。
しかしながら、母と病院双方ともに知識と理解がないと赤ちゃんを危険にさらすことがあるので注意が必要です。
赤ちゃんが急変した場合の完治や、すぐに医療者を呼ぶなどの対策も十分にしておく必要がありそうです。
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