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「痛風」の原因や症状、治療法は?予防にコーヒーが有効?

      2016/10/16

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夏の暑い時期になると、

ついついビールが進んでしまう人もいるかも知れません。

そんな時に恐い疾患は、

「痛風」です!

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「痛風」とは、

血液中の“尿酸値が高い状態”のことで、

足趾を中心として、足首や膝などに生じる急性関節炎です。

 

尿酸は、プリン体と呼ばれる物質の最終産物であり、

これらはアルコール甘い飲み物で増加します。

そこに先天的な体質が関係し発症します。

その症状は耐え難いほどの“激痛”を生じると言われています。

 

食生活を中心とした生活習慣病が蔓延する昨今では、

ある種、「痛風」は危険な疾患への罹患の警告信号ともいえるでしょう。

そこで今回は、「痛風」の原因や症状、治療法などについて解説します。

また、痛風予防に“コーヒー”が有効という噂についても触れてみます。

 

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Contents

「痛風」とは?

痛風は、血液中に“尿酸”が蓄積し、

それらが結晶になることによって生じる急性の関節炎です。

 

“風が当たるだけでも痛む”ほどの激痛があることから、

「痛風」と命名されてます。

 

痛風にかかるのは、20歳以上の男性で、とりわけ中年男性に好発します。

医学的な研究の発展で、良薬が開発されていることもあり、早期の治療を行えば重症になることがまずありません。

しかしながら、働き盛りで忙し盛りに放置すると、腎臓などを悪くすることもあります。

 

 

原因は?

痛風の原因は、

血液中の尿酸の高値が続くことです。

これによって、尿酸の結晶が関節組織に蓄積し、関節内で炎症を起こします。

 

尿酸を作る元になるのは、“プリン体”であり、

ビールなどのアルコールが高プリン体として有名です。

その他にも、レバーや、魚の干物カツオイワシエビなども高プリン体食品としてあげられます。

こういった食品の過剰摂取に加えて、

遺伝的になりやすい体質といった素因が関与して発症するのです。

 

ただし、その他の原因として、多発性骨髄炎や悪性リンパ腫、白血病なども尿酸値が上がる疾患として知られています。

 

 

症状は?

痛風の前兆として、

足趾や足首、膝関節などにチクチクする感じや熱感といった症状を自覚します。

 

その6〜12時間後に発作が始まり、

・強烈な痛み
・発赤
・腫脹
・発熱

などの炎症症状が出現します。

通常であれば、24時間以内にピークを迎え、3日〜4日後には徐々に改善を認めます。

 

しかしながら、長い間放置すると、発作の間隔が短くなり、発作の度に症状が悪化します。

慢性の関節炎のような状態になるとともに、次第に尿路結石腎障害に発展することもあるために注意が必要です。

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治療は?

痛風の前兆時には、内服薬(コルヒチン)を内服することで発症を抑制することができます。

 

発症時には、非ステロイド抗炎症薬を用いて疼痛を抑制します。

関節の炎症は続くので極力安静を保つ必要があります。

 

症状が現れていないが、高尿酸状態が続いている場合には、

尿酸降下薬を使用します。

尿酸値の一つの目安として、男女ともに7.0mg/dLまでは基準値内とされています。

このような内服の場合には、おおよそ6.0mg/dL程度を治療目標として投与します。

 

 

予防にコーヒーが有効?

コーヒーに含まれる“カフェイン”は実はプリン体です。

そうなるとコーヒーを飲むことは痛風を助長するはずです…

 

しかしながら、コーヒーを多く飲むほど、痛風リスクが下がるというのは根拠のある説で、

コーヒーに含まれる“クロロゲン酸”と呼ばれるポリフェノールが尿酸値を下げる効果を持つそうです。

 

ただし、痛風のリスクを下げるためには、1日4杯以上のコーヒーを飲む必要があり、あまり現実的とは言えません。

もちろん、砂糖を入れるなどの行為は痛風リスクを高めるので注意しましょう。

 

 

まとめ

今回は、「痛風」の原因や症状、治療法、またその予防法を解説しました。

骨折するよりも痛いと言われる痛風には何としてもかかりたくはないですね。

食生活や運動習慣などの生活習慣を改めることが、根本的な予防、そして治療につながるということは自明のことです。

特に糖尿病脳血管障害などの重篤な疾患に発展しないように自己管理を行いましょう。

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