おせち料理とは|その中身は|おせち料理にまつわるうんちく!
2015/10/11
正月といえば「おせち料理」ですね。
おばあちゃんの手作りおせちや、有名店の豪華おせちなど様々かと思いますが、そもそも「おせち料理」ってなんなのでしょうか!?
「おせち料理」とは、正月に食べるお祝いの料理のことです。
漢字で書くと「御節料理」と書きます。
本来は、暦上の節句のことを指し、その際に食べる料理をおせち料理と呼んでいたために、現在では節句の一番目にあたる正月の料理を表す言葉として使われているようです。
豪華なおせち料理は、重箱が積み上げられていますが、
「めでたさを重ねる」という意味があり、縁起を担ぐためなんだそうです。
さてさて、そんなめでたい料理の「おせち」ですが、
毎年何気なく食べていますが、皆さんはおせち料理にどんなものが入っているか、
ちゃんとその中身を答えられますか!?
そこで今回は、おせち料理の中身について解説し、おせち料理にまつわるうんちくなども紹介します。
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Contents
おせち料理の中身は
正月三が日は、主婦を家事から休ませようという意味で、保存が効く食材が中心になったそうです。
それでは、おせち料理の中身はどんなものがあったでしょうか!?
代表的なおせち料理と、そこに込められた意味を紹介します。
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【海老】
「腰が曲がるまで丈夫」という長寿の意味が込められている
【昆布(昆布巻き)】
「よろこぶ」という言葉にかけた語呂合わせ
【数の子】
数の子はニシンの卵で、子宝と子孫繁栄を願ったもの
【鯛(たい)】
祝い事の定番
【黒豆】
豆は本来より「丈夫や健康」を意味する言葉で、「まめに働く」という語呂合わせも
【伊達巻】
「見た目」の豪華さゆえに定番となった
学問や習い事の成就が願われている
【錦たまご】
おめでたい豪華な錦と卵の白身と黄身を合わせて作った、二色(ニシキ)との語呂合わせ
【鰤の焼き物】
出世魚であり、出世を祈願したもの
【菊花かぶ】
消化の良い栄養素を含み、箸休めの意味も
【トコブシ】
別名を「フクダメ」と言い、福が溜まることを祈っている
【栗金団(くりきんとん)】
黄金の財宝を表しており、縁起物である
【かちぐり】
「勝つ」という意味を込めて
【里芋】
小芋がたくさんつき、子宝の意味を込めて
【金平ごぼう】
怪力で豪傑の坂田金平にちなみ、強さや丈夫さの象徴
【紅白なます】
お祝いの水引をかたどったもの
【田作り】
五穀豊穣を願ったもの
【するめ】
祝い事を表す縁起物
【梅干し】
梅越しの皺を老人の肌に見立て、長寿への願いが込められている
おせち料理のうんちくは
それでは、以外と知らないおせち料理のうんちくを紹介します。
【おせち料理はいつ食べる?】
おせち料理はいつ食べるのが正解でしょうか!?
普通は元旦に食べますよね。
元来は、大晦日から元旦にかけて年越しにおいて食べるものであったそう。
神様へのお供え物として、大晦日にお供えをし、年が開けると神様からのおさがりとして頂くと考えられてたそうです。
神にお供えをしている三が日は、神様がいるために炊事をせず台所にも入らない風習があったそうです。
【おとそを飲む順番は?】
お屠蘇(おとそ)とは、一年間の邪気を払い、長寿を願って正月に飲む縁起物の酒です。
実はこの「おとそ」にも飲む順番があるそうです。
年の若い人から飲み、年長者へ受け渡すことで、若さを受け渡す意味があるそうです。
【「祝い箸」が丸いのはなぜ?】
祝い箸とは、お祝い御膳に用いられる箸で、おせち料理には欠かせないものです。
なぜか、両端が丸くなっているのを知っていますか!?
実はこれ、「片方を神様が使い、片方を人が使う」かららしいのです。
【かまぼこは紅白どちらからお重に詰める?】
実はかまぼこをお重に詰めるときにも、決まりがあるそうです。
日本では、「右紅左白(うこうさはく)」という決まりがあり、向かって右側を華やかにする決まりがあるそうです。
まとめ
おせち料理の中身について解説し、おせち料理にまつわるうんちくなども紹介しました。
ほとんどが知らないことばかりだったのではないでしょうか!?
そもそも、中身の形と名前すらも一致しませんよね…
今年のおせちは一つづつその意味を確認しながら食べても楽しいのではないでしょうか!
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