彼岸花(ヒガンバナ)ってどんな花?花言葉は?見頃や特徴は?
「彼岸花(ヒガンバナ)」ってそんな花かご存知ですか?
日本では一般的に、
“不吉”なイメージが強いですよね。
でも、そんな彼岸花にも、意外な花言葉があったのです…
彼岸花(ヒガンバナ)とは、
ヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草です。
※多年草:複数年に渡って生存する植物
日本では、「秋」の花として知られており、
“リコリス”や“曼珠沙華(マンジュシャゲ)”とも呼ばれています。
彼岸花は道端などにも群生しており、
真っ赤な花や白い花をつけるその姿は独特で、
球根の中には“リコリン”という有毒成分が含まれています。
そんなイメージからか、「不吉」な印象を伴う彼岸花。
まず、贈り物なんかには用いられません。
そんな彼岸花にも意外とも思える花言葉があります。
そこで今回は、彼岸花の見頃や特徴、その花言葉などを解説します。
彼岸花とは?
彼岸花とは、
実は学名は「Lycoris Radiata」という花です。
“リコリス”が学名で、
和名が「彼岸花」、
そして別名が“曼珠沙華(マンジュシャゲ)”なんです。
日本での別名はなんと全国で1,000以上と言われています。(方言のものも含めて)
日本では、北海道から琉球まで広く分布していますが、
自生はなく、もともとは中国から伝来してと言われています。
彼岸花の見頃は?
彼岸花は、秋の彼岸の時期に見られることから、
「彼岸花」と呼ばれています。
なので、彼岸花の見頃は9月下旬頃となります。
幾つかの品種があり、品種改良されたものによっては、7月〜10月といった長い期間見ることもできるようです。
日本では、埼玉県日高市の「ひだか巾着田」が有名で、
彼岸花を一望できる場所として知られています。
彼岸花の特徴は?
彼岸花は、道端などに群生し、
真っ赤な花や白い花をつけるその姿こそ特徴の一つと言えますが、
実は球根には”リコリン”と呼ばれる有毒成分があります。
その球根一つに約15mgのリコリンが含まれており、
これはネズミ1,500匹の致死量に相当するようです。
そのため古来より、どの有毒性を利用して、
モグラやネズミからの被害を防ぐために“田んぼのあぜ道”に植えられました。
さらに、墓場にも同様に遺体を動物から守るために彼岸花が植えられています。
ただし、毒を抜けば食用として利用したり、
民間薬として小児麻痺や重症筋無力症の治療に用いられていたという万能な花なんです。
彼岸花の花言葉は?
彼岸花が持つ“不吉”なイメージは、
過去の迷信に由来します。
・彼岸花を摘むと死者が出る…
・彼岸花を家に持ち帰ると火事になる…
などなど…
もちろん迷信なのですが、こう言った迷信が彼岸花の持つイメージを形作っています。
しかしながら、彼岸花の「花言葉」は意外なものでした。
それは、
・情熱
・独立
・再会
・また会う日を楽しみに
・転生
・悲しい思い出
・思うはあなた一人
などです。
確かにイメージ通りの感じもありますが、
決して暗いイメージのものばかりではないんですね!
まとめ
今回は、彼岸花の見頃や特徴、その花言葉などを解説しました。
毒の存在や迷信などによって植えつけられたイメージは、
やはりあまりいい印象ではなかったです。
しかしながら、実際には思っていたような花のイメージではなく、
道端で見かけたときの印象も変わりそうですね。