線香花火!長持ちさせる方法は!?
2016/02/20
夏の風物詩である「花火」!
その中でも、とりわけ「線香花火」は夏を感じさせるものではないでしょうか。
線香花火の「小さく燃えて、儚く散っていく」姿にどこか切なさと、寂しさを感じさせます。
皆さんもそんな「線香花火」でどっちが長く火を灯していられるかを競ったことはあるのではないでしょうか!?
なんとなく自己流でも長持ちさせる秘訣を持っている人も多いでしょう。
そこで今回は夏の風物詩である「線香花火」の灯火を長持ちさせる方法を紹介します!
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線香花火の特徴!
線香花火を長持ちさせる方法を知る前に、まずは線香花火を知ることから始めましょう!
ここでは、「線香花火の4変化」と称して、線香花火の4つの変化を紹介します。
その1【牡丹】
点火した直後の現象です。
真ん中に火の玉があり、小さくパチパチと火花が散っています。
真ん中の丸い火の玉がまるで「牡丹」のように見えます。
その2【松葉】
牡丹の後、徐々に激しく火花を散らしていきます。
一番激しく、美しく火花を散らす様子が「松葉」のように見えます。
線香花火の最高潮といっても良いでしょう!
その3【柳】
松葉の後、徐々に火花が弱まり、垂れるように下へ火花が帯びていきます。
この姿がまるで「柳」のしだれに見えます。
その4【ちり菊】
最後に、火花が散っては、広がってを繰り返します。
まるでその姿は散っていく「菊」のように見えます。
線香花火の終焉の時です。
皆さん線香花火の各シーンにこのような名前があるのを知っていましたか。
この四つの現象をたどった後、小な丸い「玉」がいつまでもいつまでも余韻を残して
漂うのです。
線香花火の種類!
実は線香花火も一種類ではないのです。
そこで、ここでは線香花火の種類を紹介しておきます。
①スボテ牡丹
主に関西など西日本で一般的とされている線香花火です。
手荷物部分が「藁」でできており、先端の火薬部分が黒色をしています。
②長手牡丹
主に関東など東日本で一般的とされている線香花火です。
全体が紙で出来ています。
これも初めて聞く人が多いのではないでしょうか!?
おそらく、自分が住んでいる地域の線香花火しか知らなかったのでは…
線香花火を長持ちさせる方法!
それではいよいよ線香花火を長持ちさせる方法を紹介します!
さきほど紹介した、2種類の線香花火によって長持ちさせる方法も異なるのです。
【スボテ牡丹の場合】
上45°の方向へ向けて(斜め上に火薬がくるように)持つようにします。
下向きにしてしまうと、火薬が垂れてしまいますが、こうすることによって、火薬と藁との積極面が増えて、火の玉が落ちにくく、長持ちするようになります。
【長手牡丹の場合】
下45°の方向へ向けて持つようにします。
真下に向けるよりも火の玉が長持ちするそうです。
さらに、火薬が詰まっている少し上の紙の部分をほんの少し捻ることも効果的だそうです。
火薬がぎゅっとまとまることで長持ちするようになります。
まとめ
「線香花火」の特徴から、種類、そして長持ちさせる方法を紹介しました!
知っていそうで知らない内容が多かったのではないでしょうか。
この知識を使って花火のうんちく王になりましょう!
そして、「線香花火長持ち勝負」ではもう負けませんね!