バスケス・バイロン(青森山田)って何者?進路はいわきFC?将来はチリ代表に?
第97回全国高校サッカー選手権大会で活躍中の、
青森山田高校のバスケス・バイロン選手をご存知ですか?
今大会を踏み台に更なる大ブレイクの予感です。
第97回全国高校サッカー選手権大会で、
優勝候補筆頭の青森山田高校の中心選手であるバスケス・バイロン選手をご存知ですか?
例年にも増して個性派ぞろいと言われる今年の青森山田で、
一際輝きを放っている選手です。
その特徴といえば、
緩急のあるドリブルで、日本人には無い懐の深さと、
独特のリズムでひらりひらりとDFを置き去りにする姿は一度見たら忘れることはできません。
それもそのはず、彼は日本国籍ではなく、南アフリカのチリ国籍の選手。
注目すべきは今後の進路ですね。
様々な噂がありますね。
今回は、バスケス・バイロン選手ってどんな選手?
その進路などをまとめてみたいと思います。
プロフィール
【氏名】バスケス・バイロン
【所属】青森山田高校
【前所属】東松山ベレーニアFC Jrユース
【生年月日】2000年5月16日
【身長】175cm
【体重】70kg
【利き足】左
【ポジション】MF
【国籍】チリ
バスケス・バイロン選手の国籍はチリ。
日本に来たのは小学校三年生の時だそうです。
もともとチリでは遊びでサッカーをする程度。
しかしながらそこは南米の国、さぞ上手なのだろう…
と周囲は思う中で、本人は日本の方が上手い選手はたくさんいたとその時の感想を述べていたそうです。
ただ、中学生の時にはすでにFWとして頭角を現しており、
チームのキャプテンで背番号10番のエースとして活躍。
そんなバスケス・バイロン選手は、当然全国からたくさんのスカウトを受けたそうですが、
自身の目で青森山田の環境を見て、
「ここなら自分が一番成長できる」と確信して入学したそうです。
すでに一年時からMFとして試合に出ることもありましたが、
そこは層の厚い青森山田高校。
課題に守備を挙げ、レギュラーには定着できなかったようです。
同学年には、現在同チームで超高校級のプレーを披露している、
檀崎竜孔選手や三國ケネディエブス選手がいます。
プレースタイルは?
バスケス・バイロン選手のポジションは右MFです。
プレースタイルにおける最大の魅力は、
キレのあるドリブルです。
ボールを持つと、懐深くにキープし、
身体を巧みに使ったフェイントと緩急が生み出す独特のリズムで、
スルスルと相手の間を抜けていきます。
自身でも「スピードはそんなにない」と自認しているだけあって、
スピードというよりは、そのキレで相手を翻弄するタイプです。
そんな超攻撃的な印象のあるバスケス・バイロン選手ですが、
実は攻撃だけでなく守備の意識も非常に高いのです。
「自分のなかでは攻撃よりも守備から」
とコメントがあるように、過去の自身の課題であったディフェンスに大変重視していることが伺えます。
その献身的な姿勢は非常に好感が持てますね。
そしてもう一つ、
バスケス・バイロン選手が重視しているポイントがフィジカルです。
「今年1年間、筋トレもやってきて、体の強さにも自信がある」
とコメントするように、身体づくりにも課題をおいて取り組んでいるようです。
その姿勢はバスケス・バイロン選手の進路からも分かります。
進路は?
バスケス・バイロン選手の進路は、
東北社会人リーグ1部のいわきFCに入団することが内定しています。
いわきFCといえば、
福島県いわき市をホームタウンとするサッカークラブで、
Jリーグへの加入を目指しているクラブの一つですね。
何と言ってもその特徴はアンダーアーマーと連携して行うフィジカル強化で、
アマチュア選手でありながら三食の栄養管理や、充実したトレーニング施設を完備します。
選手皆、モリモリの体つきですもんね。
そんないわきFCへ入団するのも、
「そこでまず体を鍛えて、数年後にはJリーグ、そして海外に行きたい」
という明確なビジョンがあるからこそ。
屈強なフィジカルを手に入れることでよりパワフルなドリブルに磨きがかかるのでしょう。
また、日本の下部リーグも盛り上がりそうですね。
将来はチリ代表は?
バスケス・バイロン選手の国籍はチリなので、
当然将来はチリ代表を目指すことになります。
本人も、「最終的にはヨーロッパでプレーして、チリ代表になりたい」とコメントしているので、
間違い無いでしょう。
帰化して日本代表として戦ってくれれば心強いですが、
敵となると脅威ですね。
まとめ
今回は、青森山田高校の三年生、バスケス・バイロン選手についてプロフィールやプレースタイル、進路などをまとめました。
キレのあるドリブルが最大の武器なのですが、
数多く紹介したように、自身でしっかりと課題を持ち、それを解決するための決断や行動、そしてビジョンが非常にしっかりしているなと思います。
こういう選手は必ず伸びると思います。
将来に大いに期待ですね。