腹帯とは|種類やそのメリットは?
2016/03/06
妊娠し、お腹が大きくなってくる頃になると、母や祖母からもよく使用を勧められる「腹帯」!
妊娠5ヶ月目の戌の日には、腹帯を巻いて安産祈願のお守りをする習慣もありますよね。
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冬はいいけど夏は暑いしなんかメリットあるの…!?
「腹帯」とは、お腹が大きくなってくる妊娠5ヶ月頃から使用するお腹を支える帯のことです。
昔は、妊婦さんの実家から送られてくるものだったようですが、今では通販などでも簡単に買うこともでき、そのような風習は薄れてきています。
そもそも海外には腹帯というものはなく、日本独自のものだそうです。
そして、その歴史は江戸時代からはじまっているようです。
そこで今回は、この腹帯に関して、
⚫︎ どんな種類があるのか!?
⚫︎ 腹帯を巻くことでどんなメリットがあるのか!?
⚫︎ 注意すべきことはあるか!?
などを簡単に紹介していきたいと思います。
腹帯にはどんな種類がある!?
それでは、腹帯にはどのような種類があるのでしょうか!?
いくつかの種類があるのでライフスタイルや嗜好で選ぶのが良いでしょう!
【さらしタイプ】
昔から使用されてきたのは、さらしタイプのものです。
綿100%なので吸水性がよく、暑い夏の時期でも蒸れにくく快適です。
また、帯状なのでお腹のサイズに合わせて調整することもできます。
ただし、巻くのが面倒だったり、動いているうちに容易にずれてきてしまうなど、日常的に使うには面倒になってしまうことも多いです。
【腹巻タイプ】
筒状の腹巻型のもので、お腹の大きさの変化に対してある程度の調整ができます。
着脱が簡単なことも魅力の一つです。
外出時だけでなく、就寝時も使用することができます。
【ガードルタイプ】
ショーツと一体型となった腹帯です。
裾がずり上がったりすることもないので、ストレスなく使用することができそうですね。
【サポートベルトタイプ】
ベルト型をしていて、テープで簡単に締め付け具合を調整できるものです。
大きくなったお腹にきちんとフィットし、下から支えてくれます。
腹帯は何のためにする?メリットは?
お腹が大きくなってくると、それに伴って身体のバランスが変化し、姿勢が崩れやすくなります。
多くの妊婦さんを悩ます腰痛も出現しやすくなります。
腹帯をつけることで、姿勢の崩れを矯正し、お腹の重みを支えることで腰痛が出現しにくくする効果があります。
また、お腹を覆うことで、冷えを防いだり、衝撃を和らげてくれる、赤ちゃんの位置を安定させてくれる、といった役割もあります。
腹帯をする際に注意することは!?
それでは、腹帯をつける際に注意することはどのようなことがあるでしょうか!?
メリットも多い腹帯ですが、その使用方法や巻き方には少し注意が必要です。
日本人は他の国に比べて妊娠高血圧症候群になる人が多いそうです。
その原因となっているのが腹帯とも言われています。
腹帯をきつく締めすぎると、子宮の中で赤ちゃんが母親の背骨の方に押し付けられてしまいます。
子宮と背骨の間にある大静脈という太い血管が圧迫されてしまうことで、下半身からの血液が心臓に戻りにくくなってしまい、足がむくんだり、静脈瘤ができてしまいやすくなるのです。
血流が悪くなるわけですから、胎盤への血液量も減り、赤ちゃんが栄養不足や酸素不足になって重篤な状態に陥ってしまう可能性もあります。
大切なことは、骨盤を締めるように巻き、お腹を圧迫するようなきつく締めることをしないことです。
絶対に使用をしなければならないものでもありません。
使用をすることで安心感やリラックス感を得られることもありますが、不快に感じたり苦しくなる際は無理に使用しないようにしましょう。
まとめ
今回は、妊婦さんが使用する腹帯について、その種類やそのメリットについてまとめてみました。
これから妊婦になる皆さんは参考になったでしょうか?
正しく使うことによって非常に有用なメリットがあります。
使用方法などをしっかりと確認し正しく使っていきましょう!