8月25日は「即席ラーメンの日」
2016/03/06
8月25日は「即席ラーメンの日」
1958年のこの日、日清食品の創業者である安藤百福が世界初のインスタントラーメンである「チキンラーメン」を発売しました。
これを記念して、日清食品が8月25日をラーメン記念日と制定したそうです。
チキンラーメンの開発秘話
チキンラーメンの開発は、一杯のラーメンを食べるために、厳しい寒さの中震えながら行列を作る人々を見たのがきっかけであった。
「もっと手軽にラーメンを食べることができないか」という発想から始まった。
安藤が大阪府池田市の自宅の敷地内に建てた作業小屋で試行錯誤の末に誕生した。
長期保存を可能にするために「麺をどうやって乾燥させ」、「また、熱湯で素早く戻せるようにするか」、というのが最大の難題であった。
そのヒントとなったのが、妻が作っていた天婦羅を見た印象や食感であった。
油の熱で麺を乾かすことを思いつき採用したところ、これが功を奏して成功。
「瞬間油熱乾燥法」と名付けられたこの製法は、今でもインスタントラーメンの基本製造技術となっている。
チキンラーメンの発売秘話
1958年発売当初、85グラム入り35円と高価で、(当時の大卒初任給13,467円、国鉄初乗り10円)お店で支那そばを食べるのと変わらない値段だったそう。
お湯を注ぐだけでできることから「魔法のラーメン」と呼ばれ、爆発的ブームとなる。
発売後、すぐに品薄状態になるほどの好評で、その後生産者の努力によって安定供給され、安価な商品となっていく。
チキンラーメンの発売によって、それまで「支那そば」「中華そば」という呼び名に変わって「ラーメン」という名が全国的に広がった。
「すぐおいしい、すごくおいしい」というみなさんお馴染みのCMソングは、1984年から放送された。
チキンラーメンでお馴染みのキャラクター「ひよこちゃん」は、1990年から外袋に描かれるようになった。
2003年には、乾燥袋の中央部に「たまごポケット」と称するくぼみをつけ、CMのように麺の上に卵が乗せやすくなる改良が加えられた。
ちなみに、安藤がインスタントラーメンを世界に広めるヒントを求めて訪れた欧米で、欧米人が麺を二つに割って紙コップの中に入れ、フォークで食べたのを目にしたことで、新商品の開発に着手。
1971年に誕生したのが世界初のカップ麺「カップヌードル」なんだそう。
まとめ
8月25日「即席ラーメンの日」にちなんで「チキンラーメン」についてまとめてみました。
国民的な食べ物といっても過言ではなく、CMを見るとついつい懐かしくなり、食べたくなりますよね。
日清食品創業者・安藤百福さんのおかげで今もおいしい「チキンラーメン」「カップヌードル」が食べられることに感謝ですね!!