つわりとは|症状や対策|妊娠悪阻とは?
2016/03/06
妊娠・出産に際して避けては通ることのできないものがあります。
それは「つわり」です!
これから子供が欲しいという人は、とても関心のある事柄だと思います。
決して女性だけの問題だけでなく、男性もよく理解しておく必要があります。
「つわり」とは、妊娠初期から始めり、妊娠に伴って生理的に起きる特有の現象です。
「つわり」によって妊娠が判明することも多いですよね。
おおよそ、妊娠5〜6週目ごろから始まり、胎盤が完成する妊娠15〜18週ごろまでにはおさまってくることが多いとされています。
しかしながら実際には、その強さや期間には、個人差があります。
中には、出産までつわりが続いた!なんて人もいるようです。
とりわけ、双胎妊娠や胞状奇胎の場合には、特に症状が強く現れるそうです。
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つわりで生じる症状は!?
実際につわりで生じる症状とはどのようなものがあるでしょうか!?
よくドラマなどでも登場する、「ご飯の炊ける匂いを嗅いで、ウッ…と気持ち悪くなる」、そんなシーンを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
つわりの症状は、消化器官に関わるものが主となりますが、その他にも様々な症状が出ることがあります。
【つわりで生じる症状】
⚫︎ 胸がムカムカする
⚫︎ 気持ち悪くて吐いてしまう
⚫︎ 何か食べていないと気持ち悪い
⚫︎ 匂いに対して敏感になる
⚫︎ だるい・眠い
⚫︎ 食べ物の嗜好の変化
などなど、症状は個人によって多岐に渡ります。
約8割の妊婦さんが、何らかの症状を経験をすると言われていますが、中には全くつわりがなかった…なんて人もいます。
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つわりの原因は!?
つわりに関して、実はその原因ははっきり分かっていないそうです。
精神的な要因が関係しているのではないか….というものや、妊娠に伴い急激に分泌が増加するHCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)の影響によるものではないか、という説もあるようです。
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つわりの対策は!?
このようなつわりに対策はあるのでしょうか!?
赤ちゃんが順調に育っているのであれば、胎盤が完成するまでの間は、赤ちゃんの栄養よりも自分の体調を優先すべきとされています。
食事は無理をせずに食べやすいものや、食べたいものを選び、一回の食事量を少なくし、回数を増やす、食べられるときに口にできるようにしておく、身体を休めるなどの工夫が必要です。
また、無理をしなくてもいいように、夫や周りの人のサポートが必要かもしれません。
また、他の妊婦さんとは症状も違うわけですから、自分に合った方法を早く見つけることが必要かもしれません。
特に、脱水になりやすいため、水分は意識して取りたいところですね。
妊娠悪阻とは!?
あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、「妊娠悪阻」という病気があります。
つわりの症状が悪化し、病院での対処が必要な状態にまで陥ると、妊娠悪阻という病名がつきます。
嘔吐を繰り返して、何も食べられず、水分さえも受け付けなくなってしまうと体重減少や脱水症状などに陥ってしまいます。
ふらふらしたり、辛い状態が続く場合は早めに受診をし、処置を受けることが必要です。
放置すると、幻覚・幻聴・記憶障害・意識障害など、脳神経症状が現れ、母体や赤ちゃんともに危険な状態に陥ってしまいます。
まとめ
妊婦さんの関心ごとでもある、「つわり」について症状や対策までをまとめてみました。
将来の夫の皆さんもしっかりと学ぶことが出来たでしょうか。
実際につらいのは当然ですが、妊婦さんです。
正しい知識を持って、準備や対策、またはサポートができるよう、しっかりと夫婦揃って立ち向かっていきましょう!
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