防災の日とは|制定の由来
2016/03/06
毎年9月1日は、「防災の日」と言います。
学生時代には、二学期の始まりのこの時期に防災訓練などを行った記憶はあるのではないでしょうか!?
数年に一度程度の頻度でなんらかの大きな災害が日本を襲います。
近年では、記憶に新しい東日本大震災がありますが、震災の被害だけでなく、とりわけ津波の被害が大きかったと言えるでしょう。
自然災害は防ぐことができませんが、その知識や対策によって被害を最小限にとどめることができます。
みなさんは、9月1日の「防災の日」という日をご存知でしょうか!?
防災訓練を行ったりすることは知っていますが、実際に何を目的にした日なのかは知らない人が多いのではないでしょうか。
そこで今回は、「防災の日」についてその制定の由来などを紹介します。
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防災の日とは!?
防災の日とは!?
防災の日(ぼうさいのひ)とは、日本の記念日に制定されているものの一つです。
そして、その目的は「政府・地方公共団体等の関係者をはじめ、ひろく国民が台風高潮・津波・地震等の災害について知識を深め、これに対処にする心構えを準備する」こととされている。
毎年、防災の日は9月1日と決められており、この日を含む1週間を「防災週間」として、各地では防災にちなんだイベントが行われる。
防災の日 制定の由来は その①
防災の日の意味は分かりましたが、なぜこのような日が制定されたのでしょうか!?
実は、防災の日というのは、大正12年に起きた関東大震災に端を発しています。
関東大震災とは、マグニチュード7.9の大型の地震で、東京・神奈川を中心として多くの被害をもたらしました。
都心という人口が比較的集中していたこともありますが、何より、防災の設備や心得がない時代です。
現代では考えられないような被害の広がりもあったそうです。
その災害を忘れない、教訓にする、という意味で防災の日が制定されました。
防災の日 制定の由来は その②
防災の日制定のきっかけとなったのは関東大震災が一つですが、もう一つ理由があります。
防災の日である9月1日は、「二百十日」と言って、立春から数えて二百十日目だそうです。
この時期は、台風が日本に接近・上陸しやすいそうです。
事実、過去には多くの災害が9月1日に起きています。
このことが、防災の日を制定した二つ目の理由です。
まとめ
今回は、「防災の日」についてその制定の由来などを紹介しました。
今まではあまりよく意味も知らず、半ば惰性で防災訓練を受けていました。
制定に関してもこのような歴史や深い意味があることを知って、より危機感を持って取り組むことができそうです。
災害はいつ何時生じるか分かりません。
最低限の準備を整えておきましょう!