産後クライシスとは|症状や対策は?
2015/09/08
待望の赤ちゃんが誕生!
それは夫婦にとっても、赤ちゃんを含めた家族にとっても最も幸せな瞬間です。
が、時として出産をきっかけに夫婦仲が険悪になる事もあります。
最近では、この事を「産後クライシス」と言います。
産後に起こりうる危機という事ですね。
どういうことかと言いますと、産後は母親の身体や精神に渡って大きな変化が生じます。
それは、ホルモンの変化だったり、母親というプレッシャーを背負った精神状態であったり….
加えて、慣れない子育てが始まる事で精神状態も不安定です。
一方で父親の方は、あまりライフスタイルにも変化がありません。
この夫婦間の温度差によって生じる夫婦仲の悪化を「産後クライシス」と呼んでいるのです。
そこで今回は、産後クライシスに陥るとどういった症状が出るのか、夫婦間を良好に保つ対策などを調べてみたいと思います。
産後のお悩みに関する記事はこちら
→「腹直筋離開」|産後のお腹の悩み!
→産後は白髪が増える!?原因と対策は?
産後クライシスとは
産後クライシスとは、実は、NHKの情報番組が作った造語だそうです。
それによる定義では、「産後2年以内に夫婦の愛情が急速に冷え込む状況」とされています。
産後の母親のライフスタイルの変化や、ホルモンなどの身体の変化、交友関係の変化、精神状態の変化などに加えて、旦那のライフスタイルの変化がない事による温度差によって生じるのです。
さらに、そこに旦那の家事や育児への無関心や怠慢が生じる事で更なる関係悪化が生み出されるのです。
産後クライシスの症状は
症状といったら違和感があるかと思います。
実際に、妻がどのようになるかというと、
旦那に対してイライラするようになり、行動や言動、仕草に至るまでが気に障り、結局喧嘩になったり、一方的に突き放したくもなります。
あげくの果てには、「離婚」…..
なんていう夫婦もたくさんいるようです。
産後クライシスへの対策とは
それでは、夫婦間の関係を良好に保つために行う対策はあるのでしょうか!?
これは、旦那さんがいかに妻や子供、ひいては家庭の事に関心を持ち、いたわることが出来るかにかかっています。
例えば、
・たまには子供の面倒を見て、妻が友達と遊ぶ時間を作る(または一人になる時間を作る)
・妻の愚痴をひたすら聞くなど聞き手に徹する
・皿洗いや風呂掃除など、積極的に家事に参加する
・「いつも子育てありがとう」など感謝の気持ちを述べる
などなど、対策はいくらでもあります。
旦那のちょっとした気遣いで対策は出来るのです!
産後クライシスは必要
産後クライシスはどの家庭にも起こりうる、一種の風邪のような症状です。
夫婦の関係性が変わるのは当たり前です。
今後はもっと、厳しい事態に家族揃って直面するのです。
お互いをいたわり、思いやりを持って支え合う、人生の予行練習のようなものです。
このくらいの試練は乗り越えねばなりませんし、この試練を乗り越えることができればちょっとやそっとの夫婦間の亀裂なんて大したことなく乗り切れるでしょう。
まとめ
産後クライシスについて、その症状や、夫婦間を良好に保つ対策などを調べてみました。
夫婦どちらか一方のせいで生じるものではなく、ライフスタイルの変化やお互いの関係性のもつれで生じるのですね。
ただし、お互いがほんの少し、思いやりを持って寄り添うことである程度は解決できるのではないでしょうか。
原因を招く可能性が大きい男性諸君は、特に意識して妻の産後を迎えましょう!