七草とは|季節の七草の名前は|七草粥はなぜ食べる?
皆さんは七草をご存知でしょうか!?
よく小学生の頃などに覚えさせられた記憶があります。
このように一般的によく覚えているものは「春の七草」というものです。
「春の七草」とは、ご存知の通り以下の7つの草のことです。
・せり
・なずな
・ごぎょう
・はこべら
・ほとけのざ
・すずな
・すずしろ
いずれも食べることが出来るため、七草粥として昔から親しまれていますね。
ちなみに春の七草だけでなくて、「秋の七草」や「夏の七草」、「冬の七草」も存在するそうです。
秋の七草に関する記事はこちらをご覧ください
→秋の七草とは!名前と覚え方!
ちなみに、「夏の七草」は、アカザ・イノコヅチ・シロツメクサ・スベリヒユ・ヒユ・ツユクサ・ヒメジョオンです。
そして、驚きなのが「冬の七草」です。
ネギ・ハクサイ・ダイコン・シュンギク・ホウレンソウ・キャベツ・コマツナです。
「冬の七野菜じゃないか!!!!….」
と突っ込みたくなりますね。
そんな冬の七草は置いといて、今回は、春の七草に代表される七草粥をなぜ食べるようになったのか、その由来や意味を紹介します。
七草粥の由来
七草粥とは、春の七草である、せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな
、すずしろを粥にしたものです。
年明けの1月7日は、別名「七日正月」や「七日節句」とも言われており、その日になると七草粥を作って食べる習慣があります。
実はこの習慣はもともとは日本ではなく、中国から受け継がれたものだそうです。
中国は、お正月の七日後が1つの節目として区切りをつける習慣があり、七草粥を食べていたそうなのです。
日本でも元々、米や麦、粟や稗などの穀物を使った粥が食べられていたことも
たそうですが、徐々に七草を使った粥に変化して、五穀豊穣を願ったそうです。
七草粥の意味
日本では、もともとは五穀豊穣を願っていたものですが、現在では、その年の万病を避け、元気に過ごすという意味を込められて食べられています。
実は、春の七草には、その一つ一つに込められた意味があるのです。
・芹(せり):競り勝つ
・薺(なずな):撫でて汚れを除く
・御形(ごぎょう):仏体
・繁縷(はこべら):繁栄がはびこる
・仏の座(ほとけのざ):仏の安座
・鈴菜(すずな):神を呼ぶ鈴
・清白(すずしろ):汚れのない潔白
まとめ
今回は、春の七草に代表される七草粥をなぜ食べるようになったのか、その由来や意味を紹介しました。
いかがでしたでしょうか。
初めて聞く話がたくさんあったのではないでしょうか。
それにしても、冬の七草がほぼ七野菜だったことにも驚きでしたね。
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