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お膝に溜まる水の正体は?原因や治療法とは?

      2018/10/03

「膝に水が溜まったから抜いてもらってるのよ」

 

膝に何らかの症状を抱えている人からよく聞くフレーズですが、

膝に水が溜まるとはどのような病態なのでしょうか?

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「膝に水が溜まる」

 

会話の中で聞いても、

「そういうこともあるんだなぁ」と半ば当たり前のように聞いていますよね。

でもこれってどういうことなのでしょうか?

 

もともと膝関節には、

“滑液”と呼ばれる水分が存在します。

これは円滑に膝関節の運動を行うための所謂、潤滑剤のような役割を担っています。

 

そんな“滑液”なんらかの理由で増えすぎてしまったような状態を、

一般的に「膝に水が溜まった状態」と言っています。

また、別名「関節水腫」とも言います。

 

さてこのような場合、膝の水を抜くことが治療方法となるのでしょうか?

お膝に溜まる水の正体や原因や症状、その治療法などについて解説します。

お膝に溜まる水の正体とは?

正常な膝関節には、

大腿骨と脛骨の間に関節軟骨や半月板などが存在し、

それらを滑膜や関節包といった組織が包んでいます。

 

この包まれた空間の中には、

“滑液”と呼ばれる水分が存在し、膝関節が円滑に屈伸を行うための潤滑油として機能しています。

潤滑油というイメージ通り、滑液は粘度があり、ぬるぬるとした液体です。

この”滑液”がなんらかの原因で増殖した状態こそが、

お膝に溜まった状態であり、膝の水の正体なんです。

 

 

お膝に水が溜まる原因とは?

膝関節に存在する”滑液”は、

常に産生と吸収のサイクルを繰り返すことによっておおよそ一定量に保たれています。

 

リンパ管を経て滑液は吸収されるのですが、

何らかの原因で産生が過剰となることで吸収が追いつかずに、膝関節に水が溜まってしまうのです。

 

その原因とは、

関節内に生じている“炎症”です。

 

滑液を産生する滑膜に物理的な刺激が加わったりすることで、

炎症が生じ、過剰な滑液が分泌されます。

(通常の滑液はゆるゆるとした液体ですが、炎症によって生じた滑液は粘度が低いサラッとした液体です。)

 

物理的な刺激とは、

例えば、骨同士の摩耗によってすり減った摩耗粉などであり、

加齢などを原因として関節裂隙の狭小化をきたし、関節軟骨の破壊が生じる疾患「変形性膝関節症」はその代表的な例です。

 

他にも、

・関節リウマチ
・半月板損傷
・靭帯損傷
・離断性骨軟骨炎
・関節ねずみ
・化膿性関節炎
・滑膜骨軟骨腫症

などがあります。

 

 

お膝に水が溜まった時の症状は?

お膝に水が溜まった時の症状はもちろんのこと、

“膝が腫れる”のが主症状です。

 

膝のお皿のやや上のあたりに貯留することが多く、

お皿を垂直方向から押すとブヨブヨとする感触があったり、過剰に動くのが確認できます。

 

炎症が原因であるため、

熱を持ったり痛みが生じることもあります。

また、パンパンに水が貯留すると膝が曲げにくかったり(水を流しているホースが曲げにくいのと同じ)、力が入りづらかったりします。

 

中には、ほとんど無症状なんて人もいますが、

水が溜まるような病態を呈している時点で何らかの事象が起きていることは間違いありません。

 

 

お膝に水が溜まった時の対処法や治療法は?

「膝に水が溜まったから抜いてもらってるのよ」

これは、一時的に症状が緩和することがありますが、

治療法ではありません。

 

根本的な炎症を引き起こす原因を除去していないので、

いわゆる対症療法ですね。

 

膝に水が溜まるということは、

何らかの原因で炎症が起きていることは先に解説しましたが、

基本的に炎症症状に対しては、

・安静
・冷却

が重要になります。

これによって、炎症そのものを抑制することが可能であり、

症状の緩和が期待できます。

 

ただ、これでも軽減せずに慢性化する場合は、

やはり慢性的に膝関節内に炎症をきたす原因を有しているわけであり、

特に変形性膝関節症のような物理的な骨同士の摩耗などに対しては、

“手術療法”なども一つの選択肢として重要です。

 

その場合、人工関節などに関節を置換する手術などが主流ではありますが、

それほどの状態にはない場合には、関節鏡を利用した手術によって低侵襲に原因を除去することも可能であります。

 

 

まとめ

お膝に溜まる水の正体や原因や症状、その治療法などについて解説しました。

膝の水を抜く行為自体には特別大きなデメリットがあるわけではない(稀に感染はある)ですが、根本的な治療法ではありません。

現在は手術などによって原因を除去する方法などがありますが、

再生医療などによって低侵襲で完治できるようになる未来もそう遠くはないでしょう。

 - 医療・介護