光化学スモッグとは?原因や症状は?注意報が出たらどうする?
夏が近づいてくると、耳にする言葉「光化学スモッグ」!
こぉ〜かぁ〜く、すもっぐ????
小さい頃は、
「なんだそりゃ!」
と思いましたが、注意報が発令されるほどの要注意物質です。
「光化学スモッグ」とは、簡単に言うと、
光化学オキシダントを主成分とするスモッグで、大気汚染の一つです!
夏の暑い昼間に多く、
工場や自動車の排気ガスなどに含まれて居る物質が、
日光に含まれる紫外線によって光化学反応を起こすことで発生します。
日本でも1970年代にピークを迎えた以降、減少傾向にありましたが、
最近ではまた増加している地域などもあるようです。
また、保育園や幼稚園などでも暑い時期になると連絡網として流れてくる、
「光化学スモッグの発令警報」がありますが、一体どんな対策が必要なのでしょうか!?
そこで今回は、光化学スモッグの原因や症状、また注意報が出たらどう対処すれば良いかを調べてみました。
光化学スモッグって何?
光化学スモッグとは、簡単に言うと「大気汚染」です。
詳しく言うと、
オゾンやアルデヒドなどからなる気体成分の光化学オキシダントを主成分とするスモッグ(霧)です。
霧と言うくらいなので、肉眼でもモヤっとした感じを見ることができます。
自動車の排気ガスや工場の排ガスなどが、紫外線により光化学反応を起こして変質することで発生します。
夏に注意報が発令される理由としては、
・気温が25℃以上
・日中に2時間半以上の日照り
・夏型の気圧配置
・無風
であることが発生しやすい条件だからです。
とりわけ梅雨や初夏などに発生しやすいと言えます。
夏に関する雑学はこちら
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光化学スモッグによる人体への被害・症状は?
光化学スモックは大気汚染であり、人体への影響も少なくありません。
人体に生じるが害としては、
目や喉、皮膚などへの刺激症状が中心です。
具体的には、
・目がチカチカする
・目の異物感や流涙、痛
・皮膚の発赤
・喉の痛みや咳
さらに、重症例では、
・めまい
・頭痛
・発熱
・呼吸苦
・嘔吐
・意識障害
などが挙げられます。
当然ですが、このような症状が現れた場合には、病院を受診しましょう。
特に、気管支喘息の罹患者や、乳児や高齢者など、病弱な人は、光化学スモッグの影響も受けやすく、重症化の可能性もあるため注意が必要です。
このような天候にも注意が必要です。
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注意報が出たらどうすれば良い?
暑い時期になると、
「光化学スモッグの注意報」が発令されることがあります。
そのような場合はどのように対処するべきでしょうか!?
まずは、外に出ないことが一番です。
お子さんと外で遊んでいる場合などは、室内に入りましょう。
また、屋外にいる場合でも、換気をせずに窓を閉めましょう。
それでも症状が出現した場合は、直ちに病院を受診しましょう。
できるだけ、情報を早期にキャッチし、事前に外に行かなくても良い対策をとることが重要です。
なお、市販のマスク程度では、除去できないようなので、マスクをすれば大丈夫と油断をしてはいけません。
まとめ
今回は、光化学スモッグの原因や症状、また注意報が出たらどう対処すれば良いかを調べてみました。
よく耳にする言葉でありながら、
その存在を軽視していた人も多いのではないでしょうか!?
夏は光化学スモッグに注意し、きちんとした対策を行いましょう。