不整脈の原因や症状、治療法は?タバコは要注意!
「不整脈」を放置していないでしょうか!?
不整脈は治療が必要なものから、そうでないものまで様々です。
ただし、突然死や脳梗塞を引き起こす可能性もあるため、
非常に恐ろしい病気なんです。
「不整脈」とは、
“何らかの原因で心拍が不規則である状態”
です。
通常心臓は、自律的に働く筋肉によって、
1分間に50〜100回程度の収縮を繰り返しています。
この心臓の拍動によって、全身に血液を絶え間なく送っているのです。
不整脈は、何らかの原因で、この心拍が不規則になり、
速くなったり(頻脈)、遅くなったり(徐脈)、
通常のリズムとは異なる周期での拍動となるのです。
いわゆる
「脈が飛ぶ」といったごくごく一過性のものであれば、健康な人でも時に認められることがあります。
しかしながら、これらが定常化したり、より不規則となると、
突然死や脳卒中など様々な重篤な疾患に発展することがあるため、要注意です!
そこで今回は、不整脈の原因や症状、治療法などについて解説します。
不整脈とは?
「不整脈」とは、
“何らかの原因で心拍が不規則である状態”です。
個人差はあるものの、心臓は、おおよそ1分間に50〜100回程度の収縮を半ば自動で繰り返しています。
この規則的なリズムの拍動が何らかの原因で乱れている状態を不整脈というのです。
不整脈の原因は?
不整脈は、一定のリズムで拍動する心臓のメカニズムの異常で発症します。
通常心臓では、一定のリズムで筋肉が収縮するように、弱い電気刺激を発する機能が備わっています。
これは、心臓の右上に存在する「洞結節」が担っています。
このメカニズムに異常をきたす原因となるのが、
「心筋梗塞」、「狭心症」などの心疾患です。
→心筋虚血とは!? その原因、治療法は!
→心筋梗塞|冬はリスクが高い|予防方法や対策は
さらに、これらの心疾患による薬物治療の副作用によって不整脈が出現したり、
加齢変化や精神的なストレス、アルコールの多飲などでも生じる危険性があります。
不整脈の症状は?
不整脈によって生じる現象として、
「脈が飛ぶ」「脈が不規則」などがありますが、
これらが生じていると、身体では、
・動悸
・息切れ
・めまい
・胸痛
などの症状を感じることがあります。
不整脈の重症度によっては、自覚症状がない場合もあるため、気づかないこともあります。
なぜ、不整脈の放置が危険なのかというと、
突然死や脳梗塞の原因となるからなんです!
→脳卒中とは?脳梗塞と脳出血とは違うの?
→心原性脳塞栓症とは?原因や症状、治療方法は?
不整脈の治療法は?
不整脈の治療方法は、基本的には、
【薬物療法】です。
抗不整脈薬を使用しますが、人によって、または不整脈のタイプによって効きやすさがあるため、幾つかの薬を試したりすることもあります。
また、予防方法として、
飲酒やカフェインの摂取を控えることが重要です。
また、激しい運動を控えることなども、突然死のリスクを減らすためには重要なことです。
そしてもう一つ重要なリスクファクターに
【喫煙】が挙げられます…!!
タバコは要注意!?
タバコはもともと
「百害あって一利なし」
と言われるように、不整脈に関しても害しかありません。
タバコに含まれている
「カテコラミン」は、心臓の脈を早くしたり、血管を収縮させて血圧を上昇させる作用があります。
タバコを吸うことで動悸や息切れを感じる症状はよくあることでしょう。
喫煙をすることで、心臓に負荷をかけ、結果的に不整脈が生じやすい状態を作っているということになるのです。
喫煙がリスクファクターとなる疾患はこちら
→閉塞性動脈硬化症とは?原因や症状、その治療法は?下肢に出現!
まとめ
今回は、不整脈の原因や症状、治療法などについて解説しました。
自覚症状がなければ特に注意することもなく放置してしまうことも多いでしょう。
しかしながら、突然の脳梗塞によって「不整脈」が原因だった…
なんて気がついてももう遅いのです。
禁煙をはじめとして、生活習慣を見直すことが、不整脈のみならず、様々な疾患の予防法になるのです。