「月下美人」ってどんな花?花言葉は?一夜限りの開花って本当?
“美人薄命”とはよく言ったもの。
数ある花の中にも、
この言葉にぴったりの花があるんです。
その名も「月下美人(げっかびじん)」です。
「月下美人」とは、
サボテン科クジャクサボテン属の多肉植物です。
“美人”という、その名の通り、
非常に美しい花を咲かせることで有名です。
ただ美しいだけでなく、
濃厚な香りがあるのが特徴で、
花を見ずとも漂う香りで開花を感じることが出来るのです。
しかしながら、この「月下美人」、
“美人薄命”という言葉通り、
通常は年に一度、一夜限りしか開花しないそうです。
(実際には俗説で、生育環境を整えれば年に3〜4回程度は咲くそう)
夕方に咲き始め、朝には散ってしまうというなんとも儚い花なんですね。
新月や満月の夜しか咲かないという説もありますが、
月の満ち欠けに連動するような性質はないそうです。
そんな、高貴なイメージの「月下美人」ですが、
今回は、花の特徴や花言葉なんかについてまとめてみます。
「月下美人」ってどんな花?
「月下美人」は、
サボテン科クジャクサボテン属の多肉植物です。
原産地はメキシコなどの中南米であり、
日本などでも流通しているものも、品種改良されたものではなく、
原種そのものだそうです。
開花期は7月〜11月頃であります。
開花期には、(うまく生育させれば)2〜3回程度まとまって開花する時期がありますが、
夕方から咲き始めて朝には散ってしまのです。
草丈はおおよそ1〜2m程度で、
白色の花をつけます。
月下美人の花は、非常に強い香りを放つため、
その香りだけで開花が分かるほどなんです。
その香りは、ジャスミンに似た香りで、刺激は少なく、
「優雅で心地よい香り」を放つそうです。
ちなみに、「月下美人」という名前の由来ですが、
昭和天皇が台湾を訪れた際(皇太子だった頃)、月花美人の花に目を奪われたそうです。
その際、昭和天皇は駐在大使に花の名前を聞いたところ、
駐在大使が「月花の美人です」と答えたことから、
「月花美人」という名前が付けられたそうです。
「月下美人」の花言葉は?
「月下美人」の花言葉は、
“艶やかな美人”
“儚い恋”
“儚い美”
etc….
まさしく、この花の印象そのものですよね。
優雅に香り美しい花を咲かすその姿は、まさしく“艶やかな美人”です。
しかしながら、その花の寿命は儚くも1日と短命であります。
“儚い美” “儚い恋”はまさしくこの花そのものを表す言葉でしょう。
まとめ
今回は、「月下美人」の特徴や花言葉なんかについてまとめてみます。
「一年に一晩しか咲かない」
「満月や新月の夜に咲く」
なんていうのは、俗説のようですね。
こんな俗説が出来るのも、「月下美人」の高貴な印象が生み出したものなんでしょうね。