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「圧迫骨折」と「破裂骨折」の違いとは?入院期間や完治までの期間に差は?

   

脊柱とは、人の背中にある骨で

“背骨(せぼね)”などと呼ばれますね。

 

この脊柱に強い外力が加わると骨折が生じることがあります。

この骨折こそ「圧迫骨折」または「破裂骨折」などと言われますが、

両者にはどのような違いがあるのでしょうか!?

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脊柱には脊椎と呼ばれるブロック状の骨が縦に積みさなっています。

背骨は一本ではなく、小さな骨の積み重ねなんです。

 

そんな脊椎は強い外力が加わったり、

もともと骨の脆弱性を有する人などでは、軽い尻もちや、くしゃみなんかでも容易に骨折することがあります。

特に骨粗鬆症を有している人は要注意ですね。

→高齢者に頻発「骨粗鬆症」の原因は?ホルモンが関係?

 

そんな脊椎の骨折ですが、

骨折の部位や程度によって、

「圧迫骨折」または「破裂骨折」と呼ばれます。

今回は、「圧迫骨折」と「破裂骨折」の違いについて解説します。

脊椎の構造 -Three column theoryとは-

脊椎は、

背骨の一つ一つを構成する骨であり、

頚椎7個・胸椎12個・腰椎5個・仙椎5個・尾椎3-5個存在しています。

(仙椎と尾椎はそれらが癒合して存在しています)

 

このような椎骨は、

Denisによって、前方から前柱(anterior column)、中央柱(middle column)、後柱(posterior column)に構成要素が分類され、

これをThree column theoryと言います。

それぞれの椎骨は、厳密には同じ形ではなく、

異なった形をしていますが、

おおよそ似たような形をしています。

 

また、中央柱の後方には、

脊柱菅と呼ばれる空洞が存在し、

四肢や体幹の感覚や運動を制御する神経である“脊髄”が通過しています。

 

 

圧迫骨折と破裂骨折の違いとは?

では、「圧迫骨折」と「破裂骨折」にはどのような違いがあるのでしょうか!?

 

「圧迫骨折」とは、

文字通り脊柱が上下方向から圧迫され、椎体が潰れることによって生じます。

この際に、多くは前柱部分で潰れ、中央柱にまでは及びません。

→腰椎圧迫骨折とは?原因や症状、治療方針は?
→腰椎圧迫骨折の好発部位は?再発のリスクはどのくらい?

 

一方「破裂骨折」とは、

強い外力によって前柱及び中央柱にまで骨折が及び、

場合によっては後方の脊髄の損傷を招くことがあります。

 

前者は主に”骨粗鬆症”を有する高齢者の軽微な転倒などによって生じることが多く、

後者は墜落や交通事故など強い外力によって生じることが多いです。

 

 

入院期間や全治までの期間は?

前述したような違いはあるものの、

入院期間や全治までの期間に差はあるのでしょうか?

 

むろん、受傷者の受傷の程度や年齢などの要因に左右されることは言うまでもありません。

 

ただし、骨折自体の重症度は「破裂骨折」の方が大きく、

脊髄にまで損傷が及んだ場合には、運動や感覚麻痺などの後遺症が生じる危険性もあります。

不用意な運動は症状を悪化させることもあり、

急性期に関しては「圧迫骨折」よりも「破裂骨折」の方が長い安静が必要なこともあります。

 

そのため、回復段階までにかかる期間や、その後のリハビリテーションの必要性を考えると、「破裂骨折」の方が入院期間や完治までの期間が長くなることがあります。

(ただし、手術適応となる場合もあり、その場合は手術の良し悪しにもよってその限りではありません)

 - 医療・介護