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噴火警戒レベルとは!? 

      2016/03/06

昨年の「御嶽山」の噴火を筆頭に、最近ではたくさんの山が火山活動を続けています。

つい最近では、神奈川県「箱根山」が噴火警戒レベル3になったり、もっと最近では、鹿児島県「桜島」が噴火警戒レベル4になったりと警戒を強めています。

しかし、ここで使っている「噴火警戒レベル」って言葉を皆さんは理解していますか!?

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噴火警戒レベル(ふんかけいかいレベル)とは、気象庁が発表している、5段階に分類された警戒範囲を示す指標となります。

日本において、各火山の活動状況に応じて必要な防災対策やとるべき対策などを示すものです。

実は以前には、噴火警戒レベルではなく、2003年より、「火山活動度レベル」という指標を用いていました。

しかし、2007年より噴火警戒レベルという言葉で新たに制定されて以降、火山に関する活動度や、避難レベルの指標は、噴火警戒レベルという言葉に置き換えられた。

そこで、今回は噴火警戒レベルの各段階を確認し、

現在日本における噴火警戒レベルが制定されている活火山にはどんなものがあるかを見てみましょう!

Contents

噴火警戒レベルの区分

噴火警戒レベルの区分は1から5段階にまで分類されている。

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【レベル1:活火山であることに留意】

活火山自体は平穏な状態であるが、火山灰を排出するなどの活動を行っている状態。
火口付近での立ち入りが制限される場合もあるそうです。

【レベル2:火口周辺規制

火口周辺で生命に危険を及ぼす火山活動が行われている状態。
火口付近への立ち入りは規制されます。

【レベル3:入山規制

火口だけでなく、その火山活動によって居住地域にまで生命の危険を及ぼす状態。
状況に応じて登山や入山規制が行われる。

【レベル4:避難準備

居住地域にも重大な危険が及ぶ可能性が高い状態。
危険な地域と判定されれば避難の準備などを行う。

【レベル5:避難

居住地に重大な被害をもたらす状態。あるいはその恐れが高く切迫した状態。
危険地域の住民は避難をする。

 

このように段階に応じて、明確な定義やその対応方法が決められています。

しかし、実は2014年9月に噴火した御嶽山の噴火警戒レベルは1だったのです。

噴火警戒レベルが1だから安全というわけではなく、活火山であればいつでも噴火する可能性があるということをいつでも気に留めていないといけないですね!

御嶽山の噴火までは、実はレベル1は「平穏」という表記だったそうですが、安全という誤解が生じやすいために、現在の表記に変更されたようです。

 

日本の噴火警戒レベル一覧

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それではここで、日本の噴火警戒レベルが発令されている活火山をみていきます。

※2015年8月現在の情報となります。

なおここでは、すべてを記載しきれないのでレベル2以上の活火山をみてみます。

【雌阿寒岳】
噴火警戒レベル:2
場所:北海道
標高:1499m

【吾妻山】
噴火警戒レベル:2
場所:山形県・福島県
標高:1949m

【草津白根山】
噴火警戒レベル:2
場所:群馬県
標高:2160m

【浅間山】
噴火警戒レベル:2
場所:長野県・群馬県
標高:2568m

【御嶽山】
噴火警戒レベル:2
場所:長野県・岐阜県
標高:3067m

【箱根山】
噴火警戒レベル:3
場所:神奈川県
標高:1438m

【西之島】
噴火警戒レベル:3
場所:小笠原諸島
標高:25m

【硫黄島】
噴火警戒レベル:2
場所:東京都
標高:169m

【福徳岡ノ場】
噴火警戒レベル:2
場所:東京都
標高:-29m

【阿蘇山】
噴火警戒レベル:2
場所:熊本県
標高:1592m

【桜島】
噴火警戒レベル:4
場所:鹿児島県
標高:1117m

【口永良部島】
噴火警戒レベル:5
場所:鹿児島県
標高:657m

【諏訪之瀬島】
噴火警戒レベル:2
場所:鹿児島県
標高:796m

【霧島山】
噴火警戒レベル:2
場所:鹿児島県
標高:1421m

以上が現在レベル2以上に指定されている活火山です。

昨年噴火した御嶽山は現在はレベル2に下げられているんですね。

 

まとめ

活火山の活動が強まるにつれて耳にするようになった「噴火警戒レベル」という言葉。

その分類や、現在指定されている活火山などをまとめてみました。

御嶽山のように一度でも噴火すればその警戒心というのはたとえレベル2でも高い意識を持っていると思います。

しかし、それらが忘れられた頃、また同じような悲劇が起きる可能性があるのです…

実際に、登山などの入山に関しては、どこで線を引くのかも難しいところがあり、すべて自己判断であります。

ただし、いつでもそういった危険があることを気に留めて、家族や命の大切さと天秤にかけながら行動していきましょう!

 - 雑学