秋から冬に流行する病気|感染症|子供や高齢者は注意
2016/03/19
暑い夏が終わり、涼しくなると過ごしやすい秋の季節となります。
しかし、この時期は急な冷え込みがあったり、季節の変わり目で体調を崩しやすい時期で油断は禁物です。
また、秋だけでなく、冬にかけても特有の病気や感染症に注意をしなければなりません。
とりわけ高齢者や子供は免疫力が弱いため注意が必要です。
そこで、今回は、秋から冬にかけて注意しなければならない、病気や感染症について調べてみました。
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秋から冬に流行する病気|感染症
秋から冬にかけてに気をつけなければならない病気や感染症を紹介します。
食中毒
食中毒は暑い夏に起こりやすいのでは!?
そう思う人も多いかもしれませんが、実は10月が一番発生件数が多いのです。
食べ物が腐ることで起こると思いがちかもしれませんが、秋から冬にかけては、キノコやフグに含まれる食べ物による食中毒が生じることが多くなってきます。
この時期に多いものは魚類などに含まれる腸炎ビブリオ菌やウェルシュ菌です。
秋は屋外でのイベントが多いので、衛生面の管理が非常に重要です。
怪しいものは食べないことが最大の予防となります。
RSウイルス
RSウイルスによる感染症です。
あまり聞き覚えがないかもしれませんが、1歳までに約70%、2歳までに100%の子供がかかると言われるほど、ありふれた感染症です。
→RSウイルスとは?原因や症状は?流行の兆し!乳幼児や高齢者は重症化に注意!
症状は、発熱を生じ、呼吸がゼーゼーとつらくなります。重症の場合は、入院が必要な場合もあるので注意が必要です。
大抵の乳児の体調不良はこの感染症であることが多く、兄弟などがかかっている場合が非常に多いそうです。
予防はとにかく手洗いやうがいをすることで対策を行いましょう。
→正しい「うがい」や「手洗い」の方法は?風邪や感染に注意!
インフルエンザ
秋から冬にかけて特に流行の危険があるのは、誰もが知っているであろうインフルエンザで、インフルエンザ菌の感染によって生じます。
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インフルエンザの症状は、普通の風邪に比べて急激な発症による38℃以上の高熱や筋肉痛などの全身症状です。1〜5日間の潜伏期間を伴うのが特徴的です。
この時期は、温度が下がり、空気が乾燥することで呼吸器系のウイルスが流行する条件が整っています。
この時に免疫力が低下していれば容易に感染し、流行します。
エンフルエンザには、A型、B型、C型がありますが、流行するのは、A型とB型で、C型は幼児の間で感染するものですが、大きな驚異はないそうです。
毎年予防接種などでワクチンが投与されますが、インフルエンザ菌は毎年少しづつその形を変えて変化しています。
そのため、必ずしもワクチンが効くとも限らないのです。
予防としては、手洗いうがいは当たり前として、不特定多数があるいる場所へいかない、マスクの着用を徹底する、などが挙げられます。
ノロウイルス
ノロウイルスというウイルス性の腸炎です。
ノロウイルスの流行の時期も秋から始まり冬ごろまで続きます。
症状は嘔吐や、下痢などが中心となります。
このウイルスは、嘔吐物からでも空中に浮遊し、飛び散ることで部屋中の人が感染してしまうなど、医療期間などにおいても大流行してしあうことがあります。
汚物処理なども徹底した感染対策が必要となります。
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喘息
10月以降に湿度が低下し、昼夜の気温差も大きくなると、空気の対流が悪くなります。
その影響によって、汚れた空気が停滞し、呼吸器系の疾患が発症しやすくなります。
その中でも特に気管支喘息の発作が起きる人が多いのです。
もともと喘息持ちのお子様は早めに耳鼻咽喉科などで予防薬を処方してもらったほうが良いでしょう。
まとめ
秋から冬にかけて流行する病気や感染症についてまとめてみました。
いずれにしても高齢者や子供は抵抗力が弱いので注意が必要です。
基本的な予防方法は、手洗いやうがいです。
それに加えて、必要によっては感染するような場所に行かないなどの対策も必要です。
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