土用の丑の日とは?その由来は?
2018/10/01
「土用の丑の日」と言われると、「うなぎを食べる日」というのが、一般的な認識ではないでしょうか。
でも実際なんの日なの…?
って正確に答えられる人は少ないのではないでしょうか。
土用の丑の日の由来を知って今年もおいしく「うなぎ」を食べましょう!
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Contents
土用の丑の日とは?
「土用の丑の日」とは、簡単に言うと、『土用』の入りになって最初に来る『丑の日』のことです。
ちょっと分かりづらいですね。
これは中国の五行思想(五行説)が起源となっています。
まずは『土用』の意味から、火・水・木・金・土の5種類の元素が現代の暦の元になっています。
その五つの組み合わせで成り立つ五行説を季節に割り振ることを考えた人がいたそうですが、今も昔は季節は「四季」で「五季」といいませんよね。
木ー春
火ー夏
金ー秋
水ー冬
土ー?…
一つ余ってしまうんですね。
そこで「土の性質はすべての季節に均等に存在する」と強引にこじつけ、各季節の18-19日を土用としました。
※本来、夏だけのイメージの『土用』ですが、すべての季節に土用があります。
次に『丑の日』とは、十二支の「丑」のことです。
この干支は年に数えるだけでなく、方角や月、日にちを数える際にも使われるのです。
『土用の丑の日』とは
それでは「土用の丑の日」とは、約18日間の『土用』の期間のうち、12日周期で割り当てられる十二支が『丑の日』が、『土用の丑の日』となるのです。
このような割り振りになると、2015年のように1年で2回の「土用の丑の日」が来る年もあります。
なぜ「うなぎ」を食べる?
「土用の丑の日」に「うなぎ」を食べる習慣は、
江戸時代の蘭学者「平賀源内」が、知人の鰻屋のために「本日、土用の丑の日」と書いて、店頭に張り紙をしたところ、
大繁盛したことが一般的に有名な起源説だそうです。
本来、うなぎは冬に旬を迎えるため、旬ではない夏には売れなかったそうです。
そこで、夏に売れないうなぎを売れるようにしようと、「土用の丑の日」といえば夏の土用の丑の日となったわけです。
まとめ
「土用の丑の日」についてまとめてみました。
難しい話はなしにして、理由なく高いうなぎを食べれる日として昔から楽しみにしている日です。
今年は二回のうなぎを食べられるのか、今から非常に楽しみです。