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子供に多い溶連菌感染症とは?原因や症状は?出席停止になる?

      2016/02/19

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冬も近づき、空気が乾燥すると、怖いのが、風邪やウイルスなどの感染症です。

大人はともかく、特に子供は幼稚園や保育園などで感染することも多いので要注意です。

その中でも特に秋冬に流行しやすい感染症に「溶連菌感染症」があります。

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空気が乾燥し、気温んもぐっと低くなるこの時期は、乳幼児や児童は風邪だけでなく、インフルエンザや、RSウイルスなどの感染症にかかりやすい時期です。

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それらの感染症に加えて、特に喉の痛みや高熱などで発症し、様々な合併症を引き起こしやすい感染症として「溶連菌感染症」があります。

「溶連菌感染症(ようれんきんかんせんしょう)」は、グラム陽性球菌のうち、レンサ球菌属によって引き起こされる感染症です。

主に喉に感染して、咽頭炎扁桃炎を引き起こします。

また、小さな赤い発疹を伴う猩紅熱(しょうこうねつ)を引き起こすことも特徴の一つです。

溶連菌感染症は、特に子供の間に多く見られる症状で、幾つかの合併症を引き起こす可能性もあるので注意が必要です。

そこで今回は、子供に多い溶連菌感染症の原因や症状、そして、感染後の学校や保育園などの出席停止に関する情報などをまとめます。

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Contents

溶連菌感染症とは

溶連菌感染症は、グラム陽性球菌のうち、レンサ球菌属の感染が原因となって生じる感染症です。

溶連菌という菌は普段あまり聞きなれないですが、菌そのものは、身近に存在するありふれたものです。

一般的には、赤ちゃんよりも幼児児童に感染しやすい感染症です。

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溶連菌感染症の症状は

溶連菌感染症の代表的な症状には以下のようなものがあります。

・喉の痛み
・高熱(38℃〜39℃)
・イチゴ舌

などが挙げられます。

初発症状として、咽頭炎や扁桃炎などから喉の痛みが始まり、いわゆる風邪に似た症状が発症します。

38℃や39℃といった高熱も生じ、全身のだるさや嘔吐なども併発することがあります。

また、身体に小さく赤い発疹が生じたり、舌にも小さな赤い発疹を生じる(イチゴ舌)ことがあります。

 

溶連菌感染症の合併症は

溶連菌感染症は、幼児や児童に多いと言われており、3歳未満の幼児では、発症しても高熱が出ずに軽く済むことが多いそうです。

しかし、前述したように、皮膚に関する症状があるため、アトピー性皮膚炎などの幼児の場合は、溶連菌に感染すると、より症状が悪化します。

稀に、「とびひ(伝染性膿痂疹)」を発症してしまうこともあるのです。

さらに、アトピーなどの基礎疾患がなくとも、「リウマチ熱」「急性糸球体腎炎」といった重篤な合併症につながる恐れもあるので、医療機関にて適切な治療を受ける必要があります。

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溶連菌感染症の治療や予防方法は

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溶連菌感染は、治療に有効な抗生物質が存在します。

通常は、内服後2〜3日で発熱などの症状は治まるとされています。

合併症などの発症の恐れもあるため、医療機関で処方されたことをきちんと守って治療に当たりましょう。

また、溶連菌感染は、くしゃみや咳など、飛沫を吸い込むことによって感染するため、基本的な手洗いやうがい、マスクの着用といった対策は怠らないようにしましょう!
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特に家庭内での感染の拡大も多く報告されているようなので、自宅でも要注意です。

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溶連菌感染症は出席停止になる?

溶連菌感染症は、学校保健法により、感染の恐れがないと認められるまでは出席停止の対象となる疾患です。

出席停止の期間の目安としては、

「抗菌薬内服後24時間以上経過し、発熱がなくなり、通常の食事がとれるようになるまで」

とされています。

蔓延させてしまっては、大変なので、医師の指示に従い、正しく療養しましょう!

 

まとめ

子供に多い溶連菌感染症の原因や症状、そして、感染後の学校や保育園などの出席停止に関する情報などをまとめました。

秋から冬にかけては、本当に様々な感染症やウイルスが蔓延しています。

小さなお子様をお持ちの方は安心できませんよね!

正しい疾患の知識を身に付け、いつでも基本的な予防策を怠らないように気をつけていきましょう!

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